岩木川(いわきがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、青森県中西部の津軽や弘前、五所川原などを流れる岩木川ついての最新情報になります。流域は有名なリンゴの産地です。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
なお、この記事は2020年12月21日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
岩木川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、各ポイントのライブカメラにジャンプします。
岩木川(五所川原市)岩木川ライブカメラ 東北地方整備局青森河川国道事務所 五所川原出張所
青森県の中津軽郡西目屋村から秋田県にまたがる白神山地雁森岳に源流があります。岩木山南麓を北東に流れ、中泊町・五所川原市・鶴田町・板柳町・藤崎町・弘前市を通り、北方向へ向かいます。途中で、相馬川や平川、十川など多数の支流が合流します。
おはようございます☀️😃❗
— しみすけ (@lI0H1nL3HrdMDPq) December 12, 2020
今日は青森県のJR五能線と岩木山🏔️、JR山陰線と日本海の写真です pic.twitter.com/ePbsAOTANV
津軽半島西部を流れ、日本海岸にある汽水湖である十三湖を作り、五所川原市十三へ流れていきます。
板柳町を含む各市町村長がボートで弘前市の清瀬橋から岩木川を十三湖まで下るというのがあります。
面白そうなお話です!👀✨
— 雪野のの@津軽の伝説を辿って (@nono_itayanagi) October 24, 2020
平成30年に行われた岩木川改修100周年記念事業で、「船上合同巡視」という、#板柳町 を含む各市町村長がボートで弘前市の清瀬橋から #岩木川 を十三湖まで下る企画がありました。
首町がやったんですから、安全面は保証されたようなもの・・・?https://t.co/Ov9aMVfO0E https://t.co/b1Tw2fmcQq pic.twitter.com/6Xa6RLWw1E
珍しいイベントですね。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
岩木川下流部は、縄文時代「古十三湖」に覆われていたことからもわかるように低平な地形です。そのため、洪水などで氾濫すると中々水が退きませんでした。春の融雪洪水、夏~秋の長雨洪水、冬の季節風によって水戸口(十三湖と日本海の接続部)が閉塞することによる逆流洪水、まさしく水害の常襲地帯・
— 青森県中泊町博物館 (@nakadomari_muse) February 17, 2021
岩木川の河口近くには十三湖があり、低湿地のため、昔から氾濫を繰り返していました。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
【青森県 岩木川氾濫注意情報 2018年10月01日 06:50】
— 特務機関NERV (@UN_NERV) September 30, 2018
岩木川では、氾濫注意水位(レベル2)に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込み
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
青森県五所川原の松野木川(岩木川支流)が、急激に水位が増え避難判断水位に達しています。
— 晴川雨読 (@Seisenudoku) July 11, 2020
下記は、五所川原市漆川の旧十川松野木川合流点ライブカメラ画像です。
左は昨日の昼間、右は今のです。https://t.co/EINltxMXfb pic.twitter.com/Y6ZbezAPSP
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
弘前市、岩木川の上岩木橋付近、避難判断水位を越えて、氾濫危険水位まで1メートルに迫りました。付近の方は気をつけてください。#弘前市 #大雨 #洪水 #警報 pic.twitter.com/3o3hoypniL
— 甚平アイス店 (@JinbeiSan0118) August 6, 2014
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。川がどうなっているか見に行ってはダメです!
【東奥ニュース速報】青森河川国道事務所と青森地方気象台は16日午後2時20分、岩木川の上岩木橋水位観測所で同2時ごろ、氾濫危険水位(レベル4)に達したと発表した。堤防がない地域、堤防が低い地域では、氾濫の恐れがあるとして注意を呼びかけている。
— Satoru Takasugi (@PGB00067) September 16, 2013
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非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
最新の被害状況は?
平成25年の9月に洪水がありました。川の氾濫は最近ないみたいですね。
津波は無いけど洪水は多発してましたhttps://t.co/9CWae8AW1K
— やまんば (@yamanba_iwaki) July 10, 2020
「昭和52年8月4日、夜半からの記録的な豪雨により、岩木川、平川、浅瀬石川、土淵川などが氾濫し、弘前市、黒石市、中南津軽地方を中心に、死者行方不明者11名、全壊・流失47戸、半壊136戸、床上床下浸水13,684戸と甚大な被害が発生」
洪水被害の対策として作られた土淵川放水路が安全を保っているのですね。
昨日、観測史上最大の降水量を記録した弘前市。床上浸水もあったようですが、昭和50,52年の洪水被害の対策として作られた土淵川放水路も活躍したようです。今日の様子。土淵川の水が岩木川に流れていきます。#土淵川放水路 #弘前市 #Insta360 pic.twitter.com/Q7wdS9v0GA
— Nori (@keaton_n18) September 5, 2020
上流のダムが放流することもあります。また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、支流が氾濫して浸水していることはよくあります。ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができます。まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいです。そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!
水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力です。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぎます。
過去の情報まとめ
2013年に台風で岩木川が氾濫し、被害が大きかったようです。
2013年の氾濫 pic.twitter.com/FhJxsCqOlG
— 三上 哲 (@GorldenJack) October 13, 2019
りんごが沢山被害にあわれました。
通常の様子
岩木川ダムで水質保全対策検討委員会を開いているのですね。
【みてみて!】広報誌「#岩木川ダム統管だより」44号が発行になりました。本号は、浅瀬石川ダムの水質保全対策検討委員会の様子、津軽ダムの取水ゲート分解点検の現場レポや「白神そば」打ち体験等です。HP(https://t.co/q6SHVGpY4O)に全4ページ掲載しています。#浅瀬石川ダム #津軽ダム pic.twitter.com/eZf7TjKrhz
— 国土交通省岩木川ダム統合管理事務所 (@mlit_iwakito) December 21, 2020
白神そば打ち体験等できるそうです。
また、弘前ねぷた祭りと青森ねぶた祭は毎年㋇頃行います。今年はコロナウイルスにより中止になってしまいましたが、またできる日を楽しみに待ちましょう。
弘前ねぷた祭りは、 丸みを帯びた扇型のものが約80台も登場します。
運行中の掛け声は「ヤーヤドー」だそうです。
【弘前ねぷたまつり なぬかびおくり】
— 弘前感交劇場 (@kanko_gekijo) August 4, 2019
弘前ねぷたまつり最終日、まつりのフィナーレを飾る催しが行われます。
・2019年8月7日(水) 17:00~20:30
・会場:岩木川河川敷(茜橋付近)
・18:00~ねぷた展示、19:30~ねぷた流し、20:10~ねぷたおくり
・問:観光課 TEL0172-35-1128https://t.co/CEQrJouqi6 pic.twitter.com/iKOvovMRnc
青森ねぶた祭りは、人形型のものが多く、縦よりも横に大きいのが特徴的です。数は全部で20台ほどです。運行中の掛け声は「ラッセラー」。
ねぶたの周りには、ハネトと呼ばれる踊り子がいます。
#青森ねぶた2018
— 青森ねぶた全集 (@AN_the_CWs) August 12, 2018
青森菱友会①
平成最後の大賞・最優秀ねぶた。「岩木川の治水」という題材も初登場。
浪飛沫と龍が人形と絡み合う見事な構図と色彩。 pic.twitter.com/vrWOLUvaBa
台風や大雨の際は、河川に近づかないようにしましょう。お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。