今日は、情熱大陸にも出演し今話題のミニチュア写真家・田中達也さんについて気になることを調べてみたいと思います。
田中達也さんは日常にあるごく普通のものを何かに“見立て”ることでミニチュアを製作しているのですが、その世界がとってもかわいくて癒されると今、大人気なんです。
そして田中達也さんと同じようにミニチュアを作ってみたい!と作品に憧れている方も多いようでしたので、田中達也さんのミニチュア作品の作り方について調べてみたいと思います。
また、インスタだけではなく、生でも実物を見てみたい!という方のために、展覧会(個展)の最新情報を調査します。
自分で作ったり展覧会にもわざわざいくほどではないけど、もっと作品を見てみたい、という方には、カレンダーがオススメでしたよ~!
プロフィール
田中 達也(たなか たつや)
生年月日: 1981年
年齢: 37歳 (2019年1月現在)
出身: 熊本県
次回は、インスタフォロワー170万人!「ミニチュアの神」が作るお洒落で遊び心満点の作品世界が話題!視点を変えてみてみれば、世間はこんなにも面白い。13日よる11時25分から #情熱大陸 #mbs #tbs #ミニチュア写真家 #田中達也 pic.twitter.com/dypOlYW42R
— 情熱大陸 (@jounetsu) January 6, 2019
熊本県の出身である田中達也さんは、熊本県立熊本北高等学校を卒業し、鹿児島大学教育学部学校教育教員養成課程美術専修デザイン専攻に入学。
大学を卒業した後は、鹿児島の制作会社にグラフィックデザイナーとして就職。広告を作る仕事をしていました。
そんな中、仕事をしながら趣味として2010年ごろからジオラマ用のミニチュア人形と日常の道具を組み合わせて作った世界を写真に納めた作品をSNSに投稿することを始めています。
2011年4月、自身の結婚式を3か月後に控えていた田中達也さんは、それまでのカウントダウンの意味で“毎日”作品をSNS上にアップするように。
すると、たちまち世界中にファンが増え、反響があったため、そのまま継続。
それらを日めくりカレンダーのようにして、名前も「MINIATURE CALENDAR」としたのが今の形の始まりなのだそうです。
2013年、初めてのミニチュアの写真集を発売。クラウドファンディングで資金集めをしている途中で出版社の方から声がかかりました。
その後、この写真集がきっかけで雑誌やテレビなどでも田中達也さんの活動が紹介されるようになったことで、仕事の依頼が殺到するように。
そしてミニチュア写真家としての収入が会社での月収を超えたことと、子供が小さかったこともあって、独立を決意。
会社を辞め、「ミニチュア写真家」や「見立て作家」という肩書で会社を立ち上げました。
2017年には、NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックを担当。
2018年には、日本橋高島屋S.C. オープニーングムービーを担当。
2019年1月現在も、自宅の工房で作る作品を毎日インスタにアップし、人気を博しています。
そんな田中達也さんのインスタのフォロワー数は、なんと170万人!
アイデアが素晴らしいですね!
発想が面白いです!!
文具両道
— Tatsuya Tanaka 田中達也 (@tanaka_tatsuya) December 21, 2018
#バスケットボールの日 #文武両道 pic.twitter.com/LMIzBCXhO9
クスっとくる田中達也さんのコメントも人気です。
プライベートでは、2019年現在、鹿児島県鹿児島市にて妻と2人の息子さんと暮らしているそうです。
子供と一緒の時間を過ごすために会社をやめて独立することを決意した田中達也さん。
育児にも積極的なだけでなく、子供たちが喜ぶようなダンボール工作もササッとすごいものを作ってくれるそうで、奥様がいうには田中達也さんは、「子供と遊ぶのが天才的に上手な人」なのだそうです。
お仕事に精力的なだけでなく、子育てパパとしてもしっかりと家族との時間を大切にしている田中達也さん、素敵ですね。
ミニチュア作品の作り方は?
田中達也さんのミニチュアの世界、見るのはもちろん楽しいんですが、ここまでのクオリティではなくとも、集中してミニチュアの制作をするのって、とってもワクワクしておもしろそうだな~と思いますよね?
シュートを阻止できずめんぼくない
— Tatsuya Tanaka 田中達也 (@tanaka_tatsuya) November 11, 2018
#サッカーの日 #11人対11人#綿棒 #シュート pic.twitter.com/S4K2Pa0Bko
子供の頃、夢中になってジオラマ制作をしていた方は特にそう思うのではないでしょうか。
そこで、田中達也さんのミニチュアはどんな材料を使って、どのような工程で作っているのか、調べてみたいと思います。
まず人物は、ドイツのフィギュアメーカーであるプライザー社の「無塗装フィギュア」セットを買ってきて、電動ヤスリでバリを丁寧に取り除き、シーンに合わせて自分で好きなように塗装するのだそうです。
色を塗るコツは、意外とシンプルで、まずは全身を肌色に塗ってから、着ている洋服を肌に近いものから順に色を重ねながら書くことだそうです。
こうすると、はみ出たときにも修正がしやすいのだそうですよ。
そして作品に登場する食品ですが、本物のように見えて、「食品サンプル」を使用しているのだそう!
そう言われてみると、ツヤがありますね。
時には本物を使用することもあるようですが、本物ですと乾いたりしなびたりしてしまいますし、使用したあともちゃんと食べないとなりませんので、気も使います。
田中達也さんの作品でもときどき「この後、おいしくいただきました」とコメントがされていることがあるのは、その作品の食品は“本物”を使用した、ということなんですね。
米とマイルをかけて発想が本当にすごいですね!雲の形もなにかに見えますね
その他、動物や人物の人形は、ドイツのフィギュアメーカーであるプライザー社のものを購入しているそうです。
そして難しいのが、「配置」。
絵をかくときにも使われる遠近法を意識して、同じ材料でも、手前に置くのは小さいパーツ、奥に置くものは大きいパーツとするのだそう。
そうすることで奥行きを感じられる作品に仕上がるということでした。
配置はなかなか真似するのは難しいところかもしれませんが、いろいろと並べては撮って、を繰り返して、同じ材料でもいろいろな表情の作品ができるところも楽しいのではないかなと思います。
そして最後に撮影ですが、ここにも田中達也さんならではのやり方があるのだそうです。
なんでも田中達也さんは、撮影するときにはデジカメの「ライブビュー機能」を使っているのだそう。
ビデオのように撮影物を映しながら、被写体をちょっとずつ動かすことで、効率よく思い通りの構図を作ることが可能となるそうです。
デザインの仕事をしていた田中達也さんのように思い描いていたイメージで製作することは難しいかもしれませんが、こういったコツを一つずつ学んでいけば、自分自身で納得するくらいのものは作ることができるかもしれませんね!
何はともあれ、やってみるに限ります!
きっと、手を動かして作ること自体が、すごく楽しいはずです♪
展覧会の予定は?
個展をすれば12万人も来場するほどの人気がある田中達也さんのミニチュアの世界。
ミニチュアライフ展 in 玉川
— Tatsuya Tanaka 田中達也 (@tanaka_tatsuya) January 7, 2019
本日最終日!最終入場は17:30、閉場は18:00です!https://t.co/2lV8nHUqbs pic.twitter.com/RzMeGY9vFt
画像だけでなく実物の小ささや精巧さも自分の目で見てみたいと思いますよね!?
そこで、2019年の展覧会の予定を調べてみました(2019年1月の段階で公表されている情報になります)。
「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」
2018年12月27日~2019年1月14日
@新潟・新潟三越
「微型展 2.0 -田中達也的奇幻世界-」
2018年12月23日~2019年3月3日
@台湾・華山1914文化創意
「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」
2019年1月22日~2019年3月3日
@沖縄・浦添市美術館
田中達也さんとしても、ネット上ではなかなか出会うことのなかった出会いが展覧会や個展にはあるのだそうで、ご自身の活動を広く知ってもらうためにも、リアルな世界での接点も大切だと考えているようです。
ですので、今後も定期的に展覧会は全国各地で開催されることと思います。
また、個展だけでなく、コラボレーション展やグループ展もやっていますので、そういったところで作品を見るチャンスがあるかもしれません。
関東(東京・横浜など)や関西(大阪・名古屋・京都など)の大きな都市では、これからも年に1,2回は個展をやっていくような感じですので、今回の展覧会場が遠い~という方も、今後の田中達也さんの活動に期待をしましょう!
展覧会の最新情報は田中達也さんのツイッターかホームページでご確認くださいね!
カレンダーも人気!販売中の2019年カレンダーは?
田中達也さんのインスタには毎日新しい作品がアップされているため、それを見て楽しむことができますが、忙しい日々の中、なかなかこまめに誰かのインスタをチェックする、というのが難しい方も多いのではないでしょうか。
でも、癒しのためにも時々は田中達也さんのミニチュアの世界を見たい!という方のためには、「カレンダー」がオススメです!
MINIATURE LIFE CALENDAR 2019年 カレンダー
カレンダーの中でも、こちらのカレンダーは一週間に一度めくるタイプで、作品も53ショット掲載されているため、たくさんの作品を楽しめるカレンダーとなっていることから、オススメです。
口コミでも、「毎週めくるのが楽しみ!」「写真の下の一言も面白い!」ととても評判が良いグッズになっています。
おうちの中の、毎日必ず目にするような場所に掛けておけば、仕事や家事の疲れをこのカレンダーが癒してくれそうですね。
そして、続いては卓上カレンダー。
MINIATURE LIFE COLLECTION 2019 CALENDAR 日本の昔話
こちらは月ごとのカレンダーになっていますが、日本の昔話を題材にしています。
そして、お話の内容を知っているだけに、日常のものをうまく使ってその世界を表現していることや、人物などのミニチュアが本当に精巧にできていることに感心すること間違いないですね。
それにしても、どの作品も本当に良くできていて、感心しっぱなしですよね。
しかもインスタを毎日子供に見せるわけにはいきませんが、カレンダーだったら子供が簡単に目にすることができて喜びそうでいいですね。
モノ作り大好きなうちの男子は、「自分も作りたい!」っていいそうですが。笑
さらには、田中達也さんは写真集も販売していて、こちらも人気です。
「MINIATURE LIFE ミニチュアライフ」(2013年)
「Small Wonders」(2017年)
どの本も、「面白い!」「可愛い!」「癒される!」など、満足度が高いコメントばかりでした。
あとは、インスタではなくとも、田中達也さんのホームページからミニチュアカレンダーを見ることもできます。
田中達也さんの作品を毎日チェックすることも楽しみの一つとなりそうですね!
まとめ
田中達也さんのミニチュアの世界、素晴らしいアイデアとユーモアに溢れていて、いつまでも、いくつでも見ていられる感じでしたね!
また、ジオラマづくり好きなお子さんは多いと思いますから、子供向けに教室をひらいてくれたらうちも参加したいな~なんて思いました。
とはいえ、鹿児島という土地でたくさんのアイデアを生み出しながら、2011年から8年近く、一日も休むことなく作品を公開してきた田中達也さん。
地道に努力を積み重ね続けることができる、というのも一種の才能である、ということを体現されている方のお一人だということが分かりました。
これからの田中達也さんの作品と活動を、応援していきたいと思います。