日清食品陸上部のニュース、驚きましたね~。そして内定取り消しになってしまった2人の大学4年生を調べていくと、そのうちのお一方が住吉秀昭さんであることが分かりました。
選手には落ち度はない、とはいえ、気になるのは次の進路ではないでしょうか。
国士館大学のエースとして4年間箱根駅伝で頑張ってこられた住吉秀昭さんのプロフィールや、過去の経歴・戦歴、そして今後の進路について調査してみたいと思います。
プロフィール
住吉 秀昭(すみよし ひであき)
生年月日: 1996年11月20日
年齢: 22歳 (2019年1月現在)
出身: 福島県 耶麻郡猪苗代町
身長: 168cm
体重: 53kg
好きな食べ物: 肉、そば、梨
【第95回箱根駅伝 カウントダウン】
— 国士舘大学 陸上競技部(長距離ブロック) (@KUA_ekiden) December 26, 2018
No.12 住吉 秀昭(4年・体育)
福島・田村
14′01″78/28′32″56/1.02.53
「国士舘大学のエースとしての最後に相応しい走りができるように努力します。」
チームを牽引してきた大エース🏃♂️✨
最後の箱根路での快走に期待
箱根駅伝まであと7日!! pic.twitter.com/LBk7XAAHnH
駅伝王国とも呼ばれる福島出身の住吉秀昭さんは、地元・猪苗代町にある自宅から磐梯山のスキー場まで往復12キロ、高低差は150mほどもある山道をジョギングして育ちました。
猪苗代中学では、卓球部に所属し、県大会へも出場した経験があるそうです。
そして3年生のときに陸上をスタート。
高校は「福島県立田村高校」に入学すると、駅伝で区間賞を4年連続で獲得した選手の指導にもあたっていた佐藤修一監督に師事。
高校を卒業した2015年、国士舘大学体育学部に入学。
陸上競技部に入部すると、1年生のときには世界大会クロスカントリー選手権に日本代表として出場しています。
その後は箱根駅伝を中心に、数々の大会に出場。
2019年1月現在、大学4年生となる住吉秀昭さん。
4月からは「日清食品グループ陸上競技部」に入部すべく、日清食品グループへの入社が内定していた住吉秀昭さん。
しかし1月10日、日清食品陸上部が来年度から大幅に縮小されることが発表され、住吉秀昭さんともう一方の内定が取り消しになった、ということが報じられています。
選手としての経歴・戦歴は?
中学3年生のときから陸上を始めた住吉秀昭さんは2016年、大学1年生の時にイタリアで行われる世界大学クロスカントリー選考レースを兼ねた千葉クロスカントリー選手権大会に出場。
【第93回箱根駅伝エントリー選手紹介】
— 国士舘大学 陸上競技部(長距離ブロック) (@KUA_ekiden) December 19, 2016
No.3 住吉 秀昭(2年 体育)
出身校・・・田村高校
10000mBEST・・・28分57秒02
箱根駅伝への意気込み・・・「全ての力を箱根で出し切ります!」
箱根駅伝まであと14日! pic.twitter.com/cCGJdUnhNp
住吉秀昭さんは世界大会クロカン選考レース男子12kmで3位に入り、日本代表に選出されています。
幼い頃から山上りをしてきた経験が生かされたようですね。
そして世界大学クロスカントリー選手権では6位となりました。
その後は、4年連続で箱根駅伝予選会を走り、チームのエースとして国士舘大学を引っ張ってきました。
怪我もあった時期がありましたが、2018年、日本インカレ2018では、10000mで8位入賞。
2018年9月に行われた「天皇賜盃 第87回日本学生陸上競技対校選手権大会」の男子10000mでは、8位に。
2019年お正月に開催された第95回箱根駅伝には、3年連続47回目の出場をきめた国士舘大学。
エースとしてずっとチームを引っ張ってきた住吉秀昭さんは、トップバッターである1区走者として出場。
【第95回箱根駅伝予選会】
— まつ (@pctril_alife) October 14, 2018
住吉秀昭選手(国士舘大学)
全体順位25番とチームの予選通過に大きく貢献!! 本戦での走りに期待です🙌 pic.twitter.com/GAeDm9lpbQ
チームとしては総合15位までに入ることを目標に頑張っていたようですが、国士館大学は往路14位に入り、住吉秀昭さんも目標達成に向けて貢献しました。
しかし復路で20位になり、残念ながら国士舘大学の総合順位は18位となりました。
住吉秀昭さんの区間順位は15位でした。
2019年1月の時点で、過去の1万メートルの自己ベスト記録は、28分32秒56。
ハーフマラソンの公認最高記録は、1時間2分53秒。
陸上部が大幅縮小を発表!内定も取り消しに!
実は2019年3月に国士舘大学を卒業した後は、日清食品グループに就職し、日清食品グループ陸上競技部に入部することが内定していた住吉秀昭さん。
日清食品陸上部が大幅縮小、佐藤悠基と村沢明伸以外12選手退部へ…2選手は内定取り消し #陸上 https://t.co/CDL3ycckOJ
— スポーツナビ・陸上編集部 (@sn_gorin) January 10, 2019
しかしニュースにもなったように、入社まで残り3か月をきった1月10日、2019年度からは日清食品グループ陸上競技部を大幅に縮小し、現在所属している14名の選手のうち12名を残して退部を勧告する、ということが日清食品Gより発表されました。
更には、入社が内定していた2名の大学4年生の内定も取り消しにする、と報じられたことで、世間も騒然としました。
この時期に選手に責任ないのに会社都合で大学4年生の内定取り消しとは・・・
— Jun Sudo (@j15sudo) January 10, 2019
日清食品陸上部が大幅縮小、佐藤悠基と村沢明伸以外12選手退部へ…2選手は内定取り消し(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース https://t.co/FKYNjvY8ts @YahooNewsTopics
大事な時期に入社内定取り消しきついですね。
日清食品陸上部今までいた選手は過去退部になった選手を見てきたからある程度覚悟してたかもしれないけどなぁ…内定取り消しはどうなのよ
— rion (@noir6chien17) January 10, 2019
辛いですね。。
日清食品陸上部が大幅縮小するのは苦渋の決断の末だろうけど
— りん (@m2541386731) January 10, 2019
この時期に内定取り消しって酷じゃない。
日清食品からは、住吉秀昭さんと国士舘大学に対して謝罪した上、他のどこかのチームに住吉秀昭さんが所属でいるようになるために力を尽くす、という約束があったそうですが、何の罪もない住吉秀昭さんらのこの時期の内定取り消しの判断には、当然ながら批判が集中しました。
今後の進路はどうなる?
そして今後の進路ですが、まだ内定取り消しが決まったと連絡があったばかりだと思いますので、そう簡単に進路を変えることはまだできていない状態だとは思います。
でも住吉秀昭さんの今後の進路が気になりますよね。
ここからはあくまでも、私の予想になるのですが。
住吉秀昭さんが今後、日清食品に社員としてなら入社ができるとしても、もうこれからは日清食品では陸上ができないわけです。
住吉秀昭さんはこれから大学を卒業するところで、陸上の将来を担う人材の一人となる方だと思いますので、陸上を今引退する、という選択肢はないと思います。
となると、競技を続ける意思がある可能性が高く、現実的に陸上を続けるためには、実業団を有する別の企業に就職することを考えるのではないかなと思います。
今年箱根駅伝に出た選手のうち、すでに企業の実業団への就職が内定している方々の内定先企業は、
SUBARU
SGホールディングス
GMOアスリーツ
旭化成
住友電工
ヤクルト
カネボウ
トヨタ自動車
コニカミノルタ
NTN
マツダ
JR東日本
富士通
と、有名一流企業が多く名を連ねていました。
今回はこのような経緯で内定取り消しになり、世間の同情もたくさん寄せられていることと思いますので、こういった企業の方から、救いの手が差し伸べられるのではないでしょうか。
というか、私を含め「そうであって欲しい!」と願う人は多いことと思います。
新たな進路が決まり、新しいスタートに向けてまた練習に集中して打ち込める日が一日も早く訪れることを祈っています。
追記
その後、卒業を間近に控えた時期に、「SUBARU」に入社することが発表されました。
スバルはニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)で10位。これからはスバルの陸上競技部のメンバーとして、新たな活躍をされることと思います!
頑張って欲しいですね!
まとめ
一流有名企業であるにも関わらず、会社都合により未来ある若者の内定を一方的に取り消す、というニュースは駅伝ファンでない方々にも衝撃のニュースとして知れ渡ることとなりました。
日清食品は内定取り消しという失態によりイメージダウンをしてしまいましたが、「捨てる神あれば拾う神あり」ということで、これから救いの手を差し伸べた企業には称賛の声が上がること、間違いないと思います。
そして「SUBARU」が新たな住吉秀昭さんの新たな就職先として名乗りを上げましたね。個人的にはうちやうちの両親の愛車も長年SUBARUでしたので「さすがSUBARU!」と言う感じでした(笑)。
これからも住吉秀昭さんのご活躍をお祈りします。
頑張れ!住吉秀昭選手!