鬼怒川(きぬがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、利根川の支流であり、栃木県から茨城県、千葉県を流れる鬼怒川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
なお、この記事は2020年06月08日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
鬼怒川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、各ポイントのライブカメラにジャンプします。
鬼怒川は栃木県の日光国立公園にある鬼怒沼が水源です。その後、馬坂川や稲ヶ沢川、男鹿川、小百川、大谷川、江川、田川などの支流と合流します。茨城県に入り、北台川や八間堀川と合流し、利根川に注ぎます。
古事記日本書紀の時代には、その流域が毛野国(けのくに)と呼ばれていたのが、その名前の由来です。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
2015年には堤防が決壊して氾濫しました。
筑西市被害状況
— 日専連 (@chikusetter) September 16, 2015
居宅床上浸水:68棟
居宅床下浸水:16棟
居宅以外の家屋浸水:59棟
合計:143棟
またTVで出てない地域でも鬼怒川氾濫でかなりの被害を受けています。早期復旧を願います。 pic.twitter.com/rnel8Ki5s2
全国区のニュースになりました。
みんな鬼怒川の氾濫が記憶から薄れてそうだけど川があれば氾濫の可能性は0じゃないんやで… pic.twitter.com/GKZ2FruXtS
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) August 22, 2016
今後も、浸水などが起こる可能性はあります。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
本日午前11時から大雨に伴い開設していた自主避難所につきまして、鬼怒川・思川を管轄する各河川事務所に確認したところ、午後6時ごろまでは強い雨が降る予測ですが、各河川とも氾濫注意水位を超えないと判断されましたので、各自主避難所は午後6時をもって閉鎖します。 消防本部危機管理課
— 小山市 (@oyama_tochigi) October 25, 2019
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
鬼怒川氾濫注意情報(警戒情報解除) 第12号
— ★Marisa kirisame★ (@xchitian9481) October 13, 2019
<発表時刻>
10月13日21時10分
下館河川事務所 宇都宮地方気象台 水戸地方気象台発表
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鬼怒川 : 氾濫警戒情報解除
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【警戒レベル2相当情報[洪水]に引下げ】鬼怒川では、避難判断水位を下回る
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
荒川が氾濫危険水位を1mくらい超えててやばかったみたいな話してるけどうちの近くの観測所だと鬼怒川が2m近く超えてたんだよなあ。よく氾濫しなかったなマジで。
— ににんにん@DQ10 (@OJ842569) October 15, 2019
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
最新の被害状況は?
台風の影響で増水しました。
現場状況把握の為、鬼怒川と八間堀川合流地点や堤防施工中の内守谷地区、4年前越水場所の豊岡西側堤防、400名を超える避難者がいる石下総合体育館、水海道小学校をまわっています。対策本部にいるだけでは伝わらない危機感を現場で改めて感じます。まだまだ水位上昇しているのでご注意下さい!#常総市 pic.twitter.com/YXvsVSK2w2
— 神達たけし (@takezo4313) October 12, 2019
上流には多数のダムがあります。
各地ダムで放流検討 水位急上昇に要警戒、地図で確認をhttps://t.co/LTp6oRU4ZI
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) October 12, 2019
関東地方整備局は、管内四つのダムで緊急放流の可能性があると発表。荒川の二瀬ダム、いずれも鬼怒川にある川俣ダムや川治ダム、神流川の下久保ダムで、緊急放流の約3時間前には放流時間を発表する。 #台風 #ダム放流 pic.twitter.com/4QIFZmcl6k
上流のダムが放流することもあります。また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができるそうです。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいと思います。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力かと思います。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぐ効果があるそうです。
過去の情報まとめ
2015年9月には堤防が決壊しました。
2015年9月10日、東日本豪雨で鬼怒川が決壊し、常総市が大規模水害に見舞われた。その2日後、つまり4年前の今日、現地に入りました。東日本大震災を思い起こさせる浸水被害でしたが、圧倒的に違ったのは、救援の多さでした。 pic.twitter.com/HEuS9qIl3J
— よごれん (@yogoren) September 11, 2019
多数の救援やボランティアが駆け付けました。
もうメディア露出は少なくなっちゃったけど、鬼怒川の氾濫でめちゃめちゃになった常総市はまだまだ復旧途上です。週末はボランティアに行ってきます。 pic.twitter.com/MHbJf51pKb
— shima-ryo / アイランドマーケティング (@islandmktg17) October 8, 2015
台風や大雨の際は、河川に近づかないようにしましょう。
通常の様子
鬼怒川温泉が有名です。
さて、再び地元の鬼怒川温泉へ!今回は新宿・池袋から直通のやつに乗った。スタート地点の池袋あたりの建物が目立つ車窓が鬼怒川温泉駅の近辺に来るとこんな車窓に😳 pic.twitter.com/o69p7h88Ri
— 森リーモ慎之介 (@ri_mo_guitar) June 2, 2020
日光の景色は美しいです。
こんばんは😃🌃
— ペンギン男爵 (@9VezbpR6ez6WzHt) June 2, 2020
先月行った日光の鬼怒川の写真を載せていなかったので載せようと思います🍀
ここに気軽に来れる日が早く来て欲しい😌
今日は栃木市《にい村》さんの混ぜそば(味噌)でーす😋
またまたボリューム満点💯具材たっぷり😋
並盛だけでも麺が300gもあって本当に凄い🙆
今日も幸せ~🎵 pic.twitter.com/HMld9zDVop
宇都宮付近でも、のどかな風景です。
おはようございます。穏やかに晴れ渡る宇都宮の朝です。今日もよろしくお願いします。(昨日の鬼怒川 佐貫観音上流) pic.twitter.com/xZqOo1d3vc
— 五十匁太郎 (@gojyumonmetarou) March 11, 2020
結城市でも、昔から、決壊を繰り返しています。
画像は、明治4年(1871)、管内の普請の必要な河川の個所を調査する旨の布告に応じて、結城藩から提出された鬼怒川の改修願です。洪水で久保田村(現結城市)の堤防が破損し、難渋しているので、是非「目論見」に入れてほしいと記されています。 pic.twitter.com/IcFmzevR1R
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) September 15, 2015
下妻市にも流れています。
茨城県下妻市鎌庭。昭和初期の直流化工事の前は鬼怒川が大きく蛇行、囲堤中の自然堤防上に集落があった。今でこそ廃川敷も含め美田が広がるが集落には畑しかなかった。カーブした場所には鬼怒川三大河岸の一つ宗道河岸が繁栄した。鎌庭は川で隔てられ孤島のようだったと。『村落景観の史的研究』より。 pic.twitter.com/pS3CL1uavg
— ちびすけ (@muzzle2020) May 16, 2020
台風や大雨の際は、河川に近づかないようにしましょう。
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。