今日は、ときには「ヘタウマ」とも言われる独特な作風で唯一無二の作品を世に生み出し続けているアーティスト・河井美咲さんについて気になることを調べてみたいと思います。
なんでも河井美咲さんはニューヨークを拠点として世界中を駆け巡って現地で作品を作り続けているのだとか。
河井美咲さんのプロフィールや作品についてもご紹介していきたいと思います。
また、「情熱大陸」出演時には、旦那様と娘さんがいることが紹介されていましたが、どんな家族でどのような生活を送っているのでしょうか。
更に、フライングタイガーやIKEAと制作したコラボ商品についてもご紹介します!
プロフィール
河井 美咲(かわい みさき)
生年月日: 1978年
年齢: 40歳 (2018年10月現在)
出身: 香川県
香川県生まれの大阪育ちの河井美咲さんは、幼い頃から舞台美術や人形劇の活動をしていた母の影響もあって「作る」ことが大好きな子供だったそうです。
先生の似顔絵や面白いものを描いて見せると、自分が作ったもので周りの人が笑ったり喜んだりしてくれることがうれしくて、高校を卒業後は迷わず美術系の学校へ。
京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)の造形芸術学科ビジュアルデザインコースに進学しています。
卒業後はアートで生きる道を模索すべく、トルコ・ネパール・タイなど東南アジアを旅してまわった河井美咲さん。
そこで、カラフルで民族的な色使いに感銘を受けたのだそうです。
その後、英語も話せず知り合いもいない状態で21歳だった1999年に単身渡米。
ユースホステルに泊まりながら、ニューヨークの路上でスケッチブックに描いた絵を売っていたそう。
そしてほどなくしてアーティストやアートディーラーの間で河井美咲さんの作品が話題になります。
さらには、2002年に「ケニー・シャクター・コンテンポラリー」でグループ展に立体作品の人形「TreeHouse」などを発表・出品すると、Tree Houseがニューヨーク・タイムズで大きく取り上げられ、大絶賛。
これにより、翌年2003年には、ニューヨークのMoMA PS1で初めての個展を開催することに。
その後も、2007年にはボストン現代美術館や、イタリア、スウェーデンのマルモ美術館で、2008年と2009年には東京で個展を開催するなど、世界中の美術館やギャラリーからオファーが舞い込み、各地で創作活動をしているのだそうです。
主な作品は、布や毛皮、紙、木材、毛糸などの日用品を用いた、カラフルでプレイフルなペインティング(絵)、インスタレーション、立体作品、映像、音楽。
2015年、北欧雑貨として有名なデンマークの「フライングタイガー コペンハーゲン」とのコラボプロジェクトが始動し、2016年4月にコラボ商品の発売がスタートしました。
また、おしゃれな北欧家具として世界中で人気の「IKEA」とのコラボレーション商品も発表し、大きな注目を集めています。
そして2018年現在も、河井美咲さんは世界中のギャラリーや美術館からひっぱりだこのアーティストとして活動しています。
結婚した旦那は?
旦那様はアメリカ人で写真家の「ジャスティン・ウォルドロン(Justin Waldron)」さんです。
2009年に結婚してからは、ジャスティンさんが河井美咲さんのマネージメントも手掛けているのだそうですが、ジャスティンさんは、2006年に来日してからニューヨークと日本の両方を拠点とするフォトグラファーとして活動していたようです。
昔のお二人の写真はこちら
芸術家同士で、お似合いな雰囲気ですね。
お二人の出会いはニューヨークかと思いきや、2008年2月に東京で出会ったのだそう。
なんでも、東京で開催していた河井美咲さんの展覧会の最終日の閉館1時間前にジャスティンさんが河井美咲さんの絵を見に行ったことがきっかけで意気投合し、やがてニューヨークで一緒に暮らすようになったのだそうです。
世界中を旅するご家族とだけあって、世界がとても近いですね!
子供は?
お二人には2018年10月現在、3歳になる娘の「ポコ(歩虹)」ちゃんがいます。
めちゃめちゃ可愛いですね!
小さなお子さんがいて、子育てとアーティスト活動の両立が大変ではないかな、と思いきや、「アートの活動はいつでもどこでもできる」と、制作や打ち合わせには家族3人で訪れることも多いのだそうです。
しかもポコちゃんも作品の制作にかかわることもあるのだそうですよ!
また、じっくり一人で作品作りなどに取り組む必要があるときには、ジャスティンさんがポコちゃんのお世話をしたり、家事もうまく、自然に分担しているのだそうです。
ご夫婦共に個人活動であるがゆえに、たくさんの工夫も必要だとは思いますが、好きなことを好きなだけできている、という感じの河井美咲さんはとってもハッピーなオーラ満載!
ジャスティンさんも河井美咲さんの作品が大好き!という方なので、お手伝いもとても楽しそうな雰囲気なのも、素敵だなと思いました。
2015年、河井美咲さんの妊娠中の画像はこちら
こんな素敵な作品たちを見て育ったポコちゃんの将来も、とっても楽しみですよね。
フライングタイガーやIKEAとのコラボ商品を販売【画像】
河井美咲さんの作品は、蛍光色が使われていて、人物の肌の色もモスグリーンやブルーなど、現実にはありえない色が使われるなど、色彩感覚が特徴的だといわれています。
さらには、登場人物の多くがウィンタースポーツやマリンスポーツなどのスポーツや遊びに興じているシーンが多く描かれていることなのだそうです。
そのような「日常の中にあるデザインと遊び心」を特徴とする河井美咲さんの世界観と、デンマークの「フライングタイガー コペンハーゲン」との世界観がとても似ていたことから、コラボプロジェクトが発足。
フライングタイガーにとっても、初めてのアーティスト・コレクションだったのだそうです。
ヨガマット(2500円)やクッション(700円)、積み木パズル、トランプ、iPhoneカバー、縄跳び、靴下など、
全27アイテムとなるコラボ商品を生み出したのだそうです。
コラボ商品「Play with Misaki Kawai」は日本では2016年4月に発売がスタートしています。
世界27の国と地域にある約600ほどのフライングタイガーの店舗で販売されたのだそうです。
凄いですね!
一方、IKEAともコラボ商品を作っていて、河井美咲さんを含む8人のアーティストがそれぞれラグをデザインしたのだそうです。
河井美咲さんデザインのラグの画像はこちら
2018年6月にIKEA発祥の地・スウェーデンで発表となったこのラグ。
河井美咲さんらしい、遊び心たっぷりのデザイン。
モコモコで気持ちも良さそうですね!
他にも、河井美咲さんのサイトからも購入できるアイテムがあるようでしたので、こちらもご興味あれば覗いてみるといいかもしれません!
まとめ
ニューヨーク発の日本人アーティストとして、世界中で活躍中の河井美咲さん。
日本ではあまりお名前が広く一般に知られていない方ですが、IKEAやフライングタイガーなど、日本人にもなじみが深いお店とのコラボも展開していますし、もっと広く知られてもいい方ではないかな、と思いました。
ご自身も芸術家である旦那様の協力のもと、これからも娘さんと3人で世界中を駆け回ってたくさんの作品を生み出し続けるであろう河井美咲さん。
何よりも、作品にも表れていますが、河井美咲さんご自身がとても幸せそうでチャーミングな方のようでしたので、そんな明るさも現在の活躍を後押ししているのだと思いました。
今後の河井美咲さんの作品にも注目していきたいと思います!