今日は陶磁器作家でSIONEブランドを手掛けている河原尚子さんについて気になることを調べてみたいと思います。河原尚子さん、とてもお綺麗な方なのですが、とても有名な窯元に生まれながら、ご自身のブランドを立ち上げて「読む器」をコンセプトに素敵な作品を生み出しているそうなのです。そんな河原尚子さんの詳しいプロフィールと経歴や、SIONEについて調べてみたいと思います。通販サイトや購入方法についてもまとめてみましたよ~!
プロフィール
- 名前:河原 尚子(かわはら しょうこ)
- 生年月日:1980年1月9日
- 干支:申年
- 星座:山羊座
- 出身:京都市
- 趣味:写真撮影、映画鑑賞
- 職業:SIONE(シオネ)ブランドディレクター・デザイナー
京都市出身の河原尚子さんは、1980年1月に、330年もの間6代に渡って続く京都の茶陶(ちゃとう:茶道具として茶の湯に用いる陶器)の窯元「真葛焼」の家の長女として生まれる。幼い頃より陶芸や茶道が身近にあったこともあり、同志社女子短大の卒業間近に、焼き物の世界で生きていくことを決意。京都府立陶工高等技術専門校や京都市工業試験場で焼き物の基礎を学んだ後、2003年から2年間、佐賀県の有田焼の陶板画家・草場一壽氏の下に弟子入りした。このことがきっかけとなり、陶板画作家(陶器の板に図柄を描く作家)としての活動を本格的にスタートさせた。2005年に京都に戻ってからは、自身の工房「SpringShow Studio」を立ち上げ、そこで陶板画作家としての活動を継続しつつ、売れるデザインを学ぶためにウェブデザイン会社に数年間務め、平面の構成やデザインを学んだ。その後、ディレクターとして陶磁器ブランドを企画。佐賀県の有田焼の職人たちと試行錯誤をしながら商品開発を進め、2009年、陶磁器ブランド「SIONE」を発表。陶板画だけでなく、「SIONE」ブランドの“器づくり”も手掛けている。また、友禅(友禅染め)やお茶などのブランディングやプロデュースも手掛ける。2014年、きょうものユースコンペティション準グランプリ受賞。プライベートでは、建築のデザインやウェブサイトの企画・デザイン・運用を中心とした会社「アーキテクトタイタン」の社長である河原司さんと結婚。2014年7月に長女むぎちゃん(本名不明)を、2017年4月には次女「糸花(いとか)」ちゃん(通称:いとちゃん)を出産しています。
可愛いですね!仲良し!
姉妹って可愛いな~という写真ですね。
ご先祖様も凄かった!
河原尚子さんは窯元「真葛焼」のおうちに生まれてはいますが、親戚もみんな焼き物をしているのだそうです。しかし、河原尚子さんには2つ上のお兄さんがいて、そのお兄さんが窯元を継ぐことが決まっていたこともあり、河原尚子さん自身は焼き物に携わるということを考えてはいなかったのだそうです。ご両親も(お兄さんがいるので)「家族にこれ以上焼き物屋はいなくてもいいだろう」と考え、「陶芸はしなくていい」と河原尚子さんにも伝えていたのだそう。むしろ、河原尚子さんは箱入り娘として外で働かずに家事手伝いをするよう言っていたのだそうです。女性の社会進出が目覚ましい昨今で、私たちの世代でも「箱入り娘」になることを望まれるというのは、珍しいのではないでしょうか。それだけ家柄もしっかりとしておうちだ、ということなのだと想像します。そんなおうちの方針に反発して反抗していた時期もあるようですが、生まれながらの“窯元”としての運命はそう簡単に拭い去ることはできなかったようで、潜在的に焼き物をやりたいという気持ちがあったようです。というのも、河原尚子さんに短大卒業が近づき、将来に対する迷いが生まれていた時期に、友達のお父さんから「せっかく窯元に生まれたのだから、焼き物をやったらいいのに」と言われたことで、「自分もやっていいのか!」と気づいたのだそうです。そしてそのことをきっかけに、焼き物の世界に飛び込む決意をしています。お友達のお父さんの背中を押す言葉がなければ、今の河原尚子さんはない、ということになりますね。そんな歴史ある窯元に生まれた河原尚子さん。江戸時代から330年もの間続く、京都の老舗窯元「真葛(まくず)焼」は、2018年現在は河原尚子さんのお父様である宮川香齋さんが六代目を務めています。そして欧米を震撼させた明治期の天才陶芸家・宮川香山は、河原尚子さんのご実家の遠縁の先祖にあたるのだそうです。SIONEを立ち上げるときにも宮川香山の作品を参考にしていたそうです。実家とはまた別の手法でSIONEとして作品を生み出しているとはいえ、やはり歴史ある窯元の娘として生まれてきただけあって、古き良きものも積極的に取り入れて新しいものを作り出している、というところなのではないでしょうか。是非、SIONEも頑張って欲しいですね!
SIONEとは?
では、河原尚子さんが立ち上げたブランドSIONEとはどんなブランドなのでしょうか。SIONEの作品は、白い陶磁器に、生き物や植物などを想像させる絵柄を金彩で書いたものが多くあります。
新作絵付けおわり。#TiltShiftGen pic.twitter.com/A2zmW4EQ
— SHOWKO ショウコ(5/22-6/13 BnA hotel Kyotoにて新作展示!) (@SHOWKO_) July 28, 2012
SIONEのコンセプトは「読む器」。ひとつひとつの作品に“生命の誕生”や“恋の始まり”などの物語があって、その“物語を楽しみ生活を彩る時間”も提供したい、というアートプロジェクトでもあるのだそうです。京都で器の企画や図面作成をし、佐賀の職人が器を制作。それに京都の職人が絵付けをする、といったこだわりの行程によって作られている器たち。
京都市左京区にあるSIONEの店舗には、カフェを併設したショップを作り、そこで実際にその場でSIONEの器を使うことができるようになっているのだそうです。
単なるカフェタイムではなく、貴重な伝統工芸に触れながら、現代のおもてなしの文化について学ぶことができそうですね!
また、お店では毎月「SIONE学びの時間」というワークショップなど数々のイベントも開催されているようですので、最新情報はSIONEホームページのNewsをチェックしてみてください!
河原尚子デザインの商品の購入方法は?通販サイトも!
お店は京都にはあることが分かりましたが、なかなか直接伺う機会がなかったりするので、ネットで買えたりしないのかなと思いまして調べてみたところ、SIONEオンラインストアより商品を閲覧し購入することができることが分かりました。
ギフトセットも手ごろですし、引き出物なんかでも良く利用されていそうだなと思う品々が多くありました。価格も想像よりはお手軽で、小さいお皿やミニカップで3000円、タンブラーのセットで6500円といった、お客様をおもてなしすることを想定すれば良心的な価格設定になっていると思いました。小さなお子さんがいるご家庭の普段使いにはちょっと厳しいかなぁと思いましたが。(うちにあったら絶対に子供には触らせないかも!笑)。ただ、ネット購入できるのは嬉しいですが、商品は繊細なものですし、手書きのために一点ものが多いですので、オンライン注文して配送してもらうのが不安だったり、実際の商品を見たい!という人は、SIONE商品を展示販売しているショップに直接足を運ぶのが一番いいですよね。
ショップ一覧はSIONEのホームページに記載されていますが、関東には南青山と表参道に作品を置いてあるショップがあるようです。
また、大手百貨店での展示会も開催しているようですので、そちらでも直接商品を見ることができると思います。
開催日時についてはSIONE ホームページのNewsをチェックしてみてください。
直近の展示会についてはまだホームページには掲載されていませんでしたが、2018年7月には香港や京都伊勢丹で、1月には新宿伊勢丹で展示会を行っていましたので、この秋冬にもどこかで開催される可能性はありそうです。ワークショップや展示会情報も要チェックですね!
まとめ
陶芸は身近であっても、窯元の世界は少し分かりにくいことが多いなというイメージでしたが、調べてみると、河原尚子さんのSIONEのような、とても身近で多くの人に受け入れやすいデザインのものから手にしてみるのもいいんだな、ということが分かりました。河原尚子さんも、今後もSIONEブランドをより大きくしつつ、母としても益々輝きながら進んでいくのだと思いました。頑張るお母さん、応援していきましょう!