「自衛隊に入隊したい。」そう考えている人は「自衛官候補生」か「一般曹候補生」の試験を受けることになります。 自衛隊を志願する人は減ってきていますが、誰でも受かるわけではありません。面接で落ちたという人も多数いるのです。 「一般曹候補生」の面接試験で落ちた人の理由とは?合格するために必要なことを理解しましょう。
一般曹候補生の面接に落ちた。その共通する理由はこれだった
就職には熱意とやる気が重要です。二つの理由を説明します。
自衛隊受験をなめている
公務員ならどこでもいいという就職希望者がいます。例えば公務員の中でも第一志望は教員、第二志望は警察官、第三志望は消防などの希望があったとします。でも自分の学力ではどれも難しい。公務員の中で受かりやすいのは自衛隊と聞いたことがあるので受験しようかな?という妥協。そのような考えの人は落ちます。正確には一般曹候補生はよく落ちています。もし1次筆記試験に合格しても2次試験の面接でボロが出てしまう場合があります。面接官がいうには「勘違いをしている」と言います。当たり前です。一生懸命勉強をしていないし、自分の学力では難しいと思っているのに勉強をしないからです。
とりあえず受験
不合格者のほとんどか当てはまります。とりあえず就活、とりあえず面談や説明会。目的が合格ではないのです。自衛隊の案内人も「とりあえず受験してみては?」と勧めます。「どのような感じですか?」と自衛隊に聞くと家にまで説明に来てくれます。自衛隊にとっては優秀な人材は欲しいので多くの人に受験して欲しいのです。なのでとりあえず受験しない?と言うのです。なので願書を出します。でもそこからは誰も助けてはくれません。自分で勉強をしなければいけないのです。願書を出すまでは「とりあえず」の気持ちでいいのかもしれませんが、その気持ちが受験まで続くと不合格になります。
面接の前に落ちた人も多数いる!
一般曹候補生の試験には2つのハードルがあります。1つは学科試験の1次試験。2つ目は面接、身体検査の2次試験になります。この両方に合格しないと、採用通知が届きません。募集している時期、志願者の多くは1次試験の事で頭がいっぱいですが、1次試験から2次試験の倍率は男子で3倍。女子は倍以上になることもあります。もちろん1次試験合格してからの2次試験になりますが、最終合格するためには日頃から2次試験のことも考えて日々生活しましょう。身体検査について詳しく説明します。1次合格者のうち3割が身体検査で落ちると幹部自衛官が話していました。仮に1次合格者が100人います。男子の倍率は3倍なので2次の合格者は33人になります。女子の倍率は5倍なので2時の合格者は20人になります。身体検査は確実にクリアした部分になります。
大卒なのに面接で落ちた・・・。試験官はどこを見ている?
高校3年間ずっと部活をしたことが高く評価される。高校時代に部活ばかり夢中になりあまり勉強しなかった人と、少し頭のいい大卒の人の筆記試験と面接の点数がほとんど変わらなかった場合の判定の仕方です。組織にとって有用な人材か判断する基準になります。3年間部活を頑張ったり、生徒会活動をしてきた高校生は高く評価されます。部活は体力的にきついので頑張らないといけません。部活を通じてチームメイトとの信頼感や団結力などを素晴らしい経験をします。部活をきちんとやってきた高卒の人は運動をしていない人に比べ、団体行動へ順応しやすく、我慢強さも備わっているので、自衛隊の生活に適合しやすく自衛隊での活躍が期待できます。遊んでばかりで部活やサークル活動をしなかった大学生よりは3年間部活や生徒会で頑張ってきた高校生の方が採用されやすいのです。
自衛官候補生として入隊後に一般曹候補生になることも可能!
自衛隊候補生として入った後からでも一般候補生になれます。このような時は試験を受け直す必要がありますが、部隊が変わることはありません。だから中には自衛官候補生で4年間勤務し任期満了金をもらってから一般陸曹候補生になることもできます。その場合は陸曹選抜試験をうけるために候補生になり、1年は時間を空けないといけないという規定があります。
自衛隊候補生が受ける試験
入隊していない人からするとどのような試験?と想像がつきませんが、普通の一般曹候補生試験になります。自衛官が一般の人と並んで試験を受けることです。試験の内容が難しく、一般曹候補生試験に受からないと考えている人は一度自衛官候補生になり、一般曹候補生試験を受験しましょう。受かりやすい試験です。
試験に落ちた!体験談をご紹介
私は自衛隊に入隊したいを思ったのは25歳の時でした。民間企業に勤めていましたが、突然倒産してしまい、安定の事を考え自衛隊を選びました。高卒の私にとって勉強のブランクは厳しく最初は何をしていいのかわかりませんでした。問題を解いて答えをみてもわかりません。問題集を何冊か買って、頭のいい友達に基礎を教えてもらい予備校にも通い試験を受けましたが、ボロボロでした。それから1年毎日8時間以上勉強して予備校の問題集を何度も何度も繰り返し解き、やっとの思い出合格しました。実践問題集は本番と同じような形式だったので、焦らず落ち着いて挑めました。繰り返しやることが大切なポイントです。僕は今回の受験は3回目です。1回目は2次、2回目は1時で不合格。今回合格出来て本当に良かったです。2回目の後問題集を購入して、ひたすら問題を解き続けました。その結果無事に一般曹候補生になることが出来ました。