タクシーなどに搭載されているドライブレコーダーが事故の映像を映し出すニュースなどをよく見かけるようになりました。ドライブレコーダーはタクシーだけではなく、自分の車に付ける事も出来ますよ。事故の瞬間を録画して、証拠として裁判所に提出される事もあるドライブレコーダー。そのメリットとデメリットをご紹介します。
タクシーのドライブレコーダーは事故の証拠になる?ドライブレコーダーとは
交通事故の時に証拠となる「ドライブレコーダー」は飛行機のフライトレコーダーと似ていますが、実際にはどういうものなのでしょうか?「ドライブレコーダー」は自動車のフロントガラスにつけた小型カメラで車両の前方を撮影します。そして急ブレーキや衝突などを感知すると、その前後の15~30秒程度の映像を撮り、速度やブレーキの状態などを記録するといったものです。交通事故が発生すると、事故の原因について当事者の証言に食い違いが起こることがあります。その時に「ドライブレコーダー」があると、事故当時の様子がわかるのです。タクシー業界ではドライブレコーダーの搭載に積極的で、そのおかげで交通事故の発生率も減少しています。しかし、ある調査によると、LED信号機をドライブレコーダーで撮影した時に、そのタイミングによっては信号の光が映らない場合があると言われています。
保存場所と保存期間について。
ドライブレコーダーの映像はどこに保存すればいいのでしょうか?そして保存期間はどのくらいなのでしょうか?まず保存場所ですが、SDカードやパソコンとなります。SDカードに保存するのであれば、ドライブレコーダーに直接接続して映像を映すことになります。そしてSDカードの種類によって保存容量や画質の設定も変わってくるでしょう。パソコンに保存する場合は、端子の合うUSBケーブルなどが必要となります。保存期間は、保存するための電子機器のデータ容量で変わってきます。データ容量がいっぱいになってしまうと、古いデータが削除されて新しいデータが保存されます。そのため容量をきちんと確認していないと、交通事故に遭った時に記録できないといったこともあり得ます。ドライブレコーダーがあれば安心!と任せっきりにせず、自己管理をしっかりと行うことも大切です。
メリットとしては、事故の時に役立つ
ドライブレコーダーはタクシーだけではなく、一般車両にも搭載した方が万が一交通事故に遭ってしまった時に役に立つでしょう。交通事故では、証言に食い違いが生じることが多いです。その時にドライブレコーダーがあれば、どっちの言い分が正しいのかがわかります。たとえ相手が青信号だったから交差点に進入したといっても、ドライブレコーダーを見ればうそうかどうかがわかるのです。もし、自分が交通事故の被害者になり救急搬送されてしまった場合でも、ドライブレコーダーがあれば重要な証拠となります。ドライブレコーダーもどんどん進化しています。最新式のものであれば、画像も鮮明で裁判の証拠にもなります。そのため、警察もドライブレコーダーの搭載を勧めています。さらに走行中以外でも画像を記録できるものもあります。車上荒らしや当て逃げなどの被害にあった場合でも証拠として利用することができるのです。
つけただけで事故が減少。
タクシーにドライブレコーダーを搭載したら交通事故の発生率が下がったと言われていますが、実際にはどのくらい下がったのでしょうか?その答えは15%!ドライブレコーダーをつけただけでこんなに下がったのです。ドライブレコーダーなどで動画を撮影すると証拠になる・・・。これはアメリカがもとになっています。警察官の不法行為の防止、そして犯罪者に対する証拠能力が加わり犯罪を抑制しています。しかし、ドライブレコーダーを搭載しただけで交通事故はなぜ減ったのでしょうか?その理由は、ドライブレコーダーを搭載することによってドライバーの意識改革になるから。ドライブレコーダーでいつも見張られているような感覚になり、安全運転を心がけるようになる・・・。そして交通事故が減少する、という結果になっています。
ドライブレコーダーがデメリットになる事もあります
防犯面から見ても交通事故対策から見ても、ドライブレコーダーにはメリットしかないように感じてしまいますが、実はデメリットも存在します。ドライブレコーダーはどんな映像でも記録してしまうので、自分にとって不利となってしまうものまで撮影してしまうのです。100%安全運転をしていると自信を持って宣言できる人は少ないでしょう。たとえ安全運転を心がけていたとしても、携帯電話を触っていたり、助手席の荷物やカーナビを操作したりして前方不注意となったり一旦不停止をすることになる可能性もあります。そんな場合でもドライブレコーダーは証拠になってしまうのです。そんな時に交通事故が起こってしまうと、相手に過失があったとしても、上記のようなことが過失となってしまうかもしれないのです。ドライブレコーダーにもデメリットがあるという認識を持っておきましょう。
まとめ
「ドライブレコーダー」があると、事故当時の様子が記録されている動画を見ることでわかりました。そのため、重要な証拠となります。ドライブレコーダーを搭載することによってドライバーの意識改革になるから。ドライブレコーダーでいつも見張られているような感覚になり、安全運転を心がけるようになり、搭載しただけで交通事故は減ります。ドライブレコーダーはどんな映像でも記録してしまうので、自分にとって不利となってしまうものまで撮影してしまいます。安全運転を心がけましょう。