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高校の成績の付け方とは?授業態度や宿題などの提出物も重要です

高校の成績の付け方は、小学校や中学校と違うのでしょうか?大学の推薦枠を狙っている人はテストやスポーツだけでなく成績の評価も重要となってきます。テストの点数がいいからといって成績もいいとは限らない?どんなことが重要なのでしょうか?当たり前と思っている事ができていない場合もあります。学校によっても違いはありますが、高校の成績の付け方について紹介します。

高校の成績の付け方はシンプル?大学受験に関係するのは評定平均

Three boys running fast up a hill on a trail in the woods at sunken meadows parks picnic area. 出典:123rf

昔と比較すると、小学校や中学校の通知表は変わってきていますが、高校の通知表は変わっていません。評価の基準は定期テストの点数と提出物となっていて、科目ごとに5段階又は10段階で出されている場合がほどんどです。自主性を求めるという観点から、先生の所見も短くなっているようです。科目ごとの評価は、定期テストの点数と、普段の課題や夏休みなどの休暇中の宿題などの提出状況によって出されています。大学の推薦入試は、すべての評価の合計を科目数で割る「評定平均」が重要となっています。

所見に書かれていることは、頑張った部分や目立つ行動、改善した方がよいところなどです。小学校や中学校と違って、はっきりとした言葉で書かれていることもあります。各高校によって成績の評価基準は異なります。教科ごとに違う場合もあります。相対評価の場合、5段階評価の場合は1~5、10段階評価の場合は1~10までの成績が割り振られることになります。生徒全員の成績が良くても、1や2がついてしまう生徒が出ます。

高校の成績の付け方とは?公立高校の場合は?

Stack of books and notebook with pen at table. 出典:123rf

公立高校の場合の各学期の成績は、平常点とテストの点でつけられているようです。平常点は、提出物や出席状況、授業態度などでつけられています。テストと平常点の割合は教師の裁量となっているので、何%になるかは決まっていません。

しかしその年度の最初の授業で「シラバス」が配布されます。「シラバス」には1年間の学習計画が書かれていますが、「評価の方法」も掲載されているのです。

《例》平常点が20%で定期テストが年5回の場合の1学期と2学期の成績

テストの点数 (中間+期末)×0.8÷2=中間×0.4+期末×0.4

を計算すると出すことができます。

そして1学期の点と2学期の点、3学期の点を平均したものが学年の点、通知表の点となります。「シラバス」をしっかりと読んでおきましょう。

高校の成績の付け方は授業態度も大きく関係している?

高校の通知表のつけ方は、相対評価に近い絶対評価だと言われているようです。ある生徒は高校に入学してから定期テストでも平均点もほとんどの科目で取れず、追試も多かったようです。しかし、通知表は思っていたよりも評価が高かったといいます。

それは授業態度が影響していました。高校生ともなると、部活動も忙しくなり授業中に眠っている生徒も多くなりますが、この生徒は一度も寝たことはないそうです。そのため先生からも「授業中は一度も寝ないで、きちんと先生の話を聞いて授業を受けていたね。えらいね。」と言われたことがあったそうです。それがどこまで影響していたかはわかりませんが、数学はテストで一度も平均点を上回ったことがないのに「4」の評価をもらえたそうです。平常点を甘く見ない方が良いということなのかもしれません。

高校の成績に影響する赤点は何点?

高校の赤点が何点からなのかは、それぞれ高校によって違っています。私立は何点、公立だから何点とは決まっていないのです。しかし、その決め方は2つのパターンに分けられているようです。

点数で決める赤点

30点以下や25点以下など点数で決める場合です。

平均点の半分以下や6割以下といったように平均点を基準に決める赤点

「20~30点以下を赤点にする」「平均点の半分以下を赤点にする」という高校が一般的には多いようです。赤点を取ってしまった場合、留年のかかった追試や休みの日や放課後に補習を受けなくてはいけないばかりか、課題も出されることになります。また、高校によっては〇教科以上赤点を取ると、追試を受けずに留年ということになる場合もあります。さらに平常点はなく、テストの点数だけで成績が決まる高校もあるので、テスト前はしっかりと勉強するようにしましょう。

高校の成績に関係しているテスト以外の事。宿題や提出物も重要

Rear view of two high school boys racing a 100 meter dash at track practice. 出典:123rf

成績のところに「興味関心」の項目がありますが、だいたいの先生は「宿題の提出率」などをもとに評価している場合が多いようです。興味・関心を持って授業を聞くということではないようです。そのため、この評価を上げるためには宿題や提出物をしっかりとやることが重要です。テストの点数が悪くても、ここの評価を上げることができるでしょう。「シラバス」を見れば評価のポイントは書いてありますが、先生に直接聞くという方法もあります。例えば「○○という項目は先生はどのように評価するのですか?」などと聞いてみましょう。その方が具体的に教えてもらえるかもしれません。先生とコミュケーションを取るのは難しいもの。こうやって聞いてみることによって、意外なことがわかったり、先生にも印象付けられます。いろいろな質問をしても、先生はタダで教えてくれます。先生をうまく利用するのも良い方法です。

まとめ

高校の成績のなかで、大学受験に大きく関係するのは評定平均でした。シラバスをちゃんと読んでおきましょう。テストの点数だけでなく平常点も重要でした。宿題などの提出物や出席状況、授業態度なども平常点に影響していました。宿題などをちゃんと提出して、普段から評価を高くしておきましょう。

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