山国川(やまくにがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、大分県を流れる山国川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
その中流には観光名所の耶馬渓があります。
なお、この記事は2021年05月17日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
山国川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、各ポイントのライブカメラにジャンプします。
山移川や津民川合流点も見ることが出来ます。
山国地区や耶馬渓地区、本耶馬渓地区、三光地区、中津地区の山国川を見ることが出来ます。
水源は英彦山付近にあります。そこから山移川や跡田川などと合流しながら、中津市内を流れます。上流、中流域には耶馬渓という渓谷があり、青の洞門やネモフィラで有名です。下流では福岡県吉富町と県境を形成します。
河口付近で中津川を分流して周防灘に注ぎます。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
私は以前、車で行橋市から中津市を経由し、耶馬渓を登り、日田市まで仕事に行っていました。その周辺の大分県北部は晴天の確率が低く、よく雨になっていました。いちど降り出すとどしゃ降りの雨で、車のワイパーでもさばききれず、視界が悪くなります。耶馬渓は渓谷の道路なので、曲がりくねっているので、そういうときは、運転は危ないので、休んでいました。
おはようございます
— 建 茂 (@st261128) March 11, 2021
ありがとうございます🙏
復興の日々です
2017年7月九州北部豪雨(花月川氾濫)
2020年7月 三隈川氾濫 *天ケ瀬地区大被害
2012年7月も
この時は山国川が氾濫し青の洞門の
自販機が流れてる映像を📺で見ました
そのたびに負けずに 復活してます🤗 pic.twitter.com/U8pKQMpVUy
九州北部は豪雨を繰り返しています。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
[洪水予報 14日7時20分発表]
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) July 13, 2020
大分県・山国川上流部
[警戒レベル2相当 【避難行動の確認を】 ]
山国川の柿坂水位観測所(中津市)では、当分の間「氾濫注意水位」を超える水位が続く見込み。引き続き、洪水に関する情報に注意してください。
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
【大雨情報⑤】
— OABニュース情報センター (@oabnews_5ch) August 12, 2021
以下の河川に「氾濫警戒情報」が出ています。
▽山国川上流部 :当分の間、避難判断水位付近の水位が続く見込み
▽大分川:今後、氾濫危険水位に到達する見込み
▽筑後川上中流部:今後、氾濫危険水位に到達する見込み
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
九州4県を流れる筑後川の氾濫が発生していますが、大分の庄手川・玖珠川でも氾濫が発生しています。
— ITOITO-STYLE (@ITOITO_STYLE) July 7, 2020
熊本の菊池川、合志川、山国川は氾濫危険水位を越え、岐阜の飛騨川・山口の島田川は避難判断水位を超えました。▶
【気象庁洪水情報】https://t.co/9E2ScqgtMM pic.twitter.com/SuVfUyKQ87
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
台風や大雨の際は、河川や道路脇の側溝にも近づかないようにしましょう。
最新の被害状況は?
2020年7月に九州北部の豪雨がありました。
九州北部 川の氾濫に厳重な警戒を!
— 岡田沙也加(気象予報士) (@okada_sayaka) July 7, 2020
雨雲は多少南北にずれてきましたが、雨が弱まっても川の水位は時間差で上昇することがあります。
筑後川や菊池川、山国川、大分川で氾濫危険情報。濃い紫になっている中小河川では氾濫が発生しているおそれもあります。 pic.twitter.com/mzwolUwpPP
柿坂水位観測所付近では、道路のあたりまで水位が迫っています。
大分県中津市の山国川氾濫危険水位超えました pic.twitter.com/ZDRwtZiUgO
— おそば (@YfLkoSiOdcTWKwD) July 10, 2020
耶馬渓ダムの近くです。
また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、周囲の河川や支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができます。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいです。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!
水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力です。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぐ効果があります。
過去の情報まとめ
2017年にも浸水のおそれがありました。
気象庁 山国川河川事務所 大分地方気象台
— 五番町睦十(うしHK) 🍀📒🐱🎨🌙♠️ (@mutsuju) July 5, 2017
2017/07/05 18:00
山国川の柿坂水位観測所(中津市)では、5日17時40分頃に、避難勧告等の発令の目安となる「氾濫危険水位(レベル4)」に到達しました。中津市、築上郡上毛町では…浸水するおそれ
ソース・ナントカアラート
2012年にも大雨がありました。
国土交通省九州地方整備局によると12~14日、菊池川、白川、筑後川、矢部川、山国川各水系少なくとも18か所が氾濫。200年に1度の大雨を想定して整備された筑後川は、九州で最も治水安全度が高いとされてきたが、今回は支流を中心に氾濫が起きた。http://t.co/7W6xo3tx
— 井上恭子 (@inoueinterior) July 15, 2012
昔から、治水対策が行われています。
通常の様子
英彦山に源流があります。
海外の方にも認められる清流!😆
— さすらいのNT (@Tourist_bnn) June 9, 2020
山国川は英彦山系や景勝地盛りだくさんの耶馬渓など、流域が非常に魅力的ですよね。それでいて人口密度も程々で水も比較的綺麗っぽいですし😊
写真は先日登頂した上塚山中腹・林道沿いにて撮影した山国川源流地近くです。 pic.twitter.com/jHdy5a9J9Y
清流で水が綺麗です。
ネモフィラや藤の花でも有名です。
耶馬渓たるとこにネモフィラと手掘りトンネル見に行ったぜ‼️ネモフィラソフトなんか不思議なあじだった…なんとなく漬物を感じさせる… pic.twitter.com/4bj37EsnUk
— にっかおっっじ (@treynomotokano) April 18, 2021
ネモフィラソフトは鮮やかな色で美味しそうです。
河口付近で山国川が中津川と分流したところに中津城があります。
中津城。
— エッグ (@kotama89) May 9, 2021
黒田官兵衛が豊前の領主になった際に築かれた。
城主は黒田家→細川家→小笠原家→奥平家の順。
奥平家が100年以上藩主となり、明治維新を迎えた。
3枚目の石垣はY字になっているが、右が黒田時代、左が細川時代のものとのこと。
黒田時代の方は、近くの古代山城から持ってきたものらしい。 pic.twitter.com/z4WHTGk1KX
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。