友達と夜の街をウロウロしてたら警察に補導された。そんな事態になった場合、学校に連絡がいくのかどうか心配になりますよね。もしかしたら退学なんてことにも?と気になってしまうのではないでしょうか? そもそも補導って何?深夜徘徊で補導される時間帯って決まっているの? 深夜徘徊して補導されたらその後どうなるのか、詳しく調べてみました。
深夜徘徊して補導されたら、学校に連絡がいく?
自分の子供が警察のお世話になったとき、学校に連絡がいくのか気になる親御さんもいます。警察側と学校では、生徒が街で補導されてときには、連絡をするなどの連携はあるのでしょうか。連絡を頻繁に取り合っているのでしょうか?その答えは「ノー」でした。そこまで頻繁に親密に連絡を取り合っていないです。警察が生徒を補導した時や、犯罪で生徒を捕まえた時などに学校に連絡をして、「〇〇という生徒を補導しました」という連絡は基本的にないと言います。ですが、絶対にないか!といえばそうでもありません。引き渡す人と連絡がつかない場合、万引きで生徒を捕まえた場合などは連絡がいきます。補導されて生徒が親へ連絡するのをいやがって言わない場合も学校に連絡をして家族の連絡先を聞き出すこともあります。警察と学校はもっと連携して連絡を取り合ったほうがいいくらいです。
学校にバレた!そもそも「補導」とは?
夜になっても家に帰らずに、深夜徘徊しながら友達と遅くまで遊んでいたら警察に補導されました。補導されるってよく聞きますが、どんなことなんですか?
補導とは
子供たちが、悪い道に行ってしまわないように、警察の人が注意をしたり、親や学校などに連絡をすることをいいます。「補導」は、細かくわけると色々あります。補導のなかには、万引き行為などもありますが、一番多いケースは「不良行為少年」に対する補導です。
「不良行為少年(ふりょうこういしょうねん)」とは、「今現在で犯罪を犯しているわけではないけれども、犯罪を犯してしまうかもしれない。このまま放っておくと悪の道に進んでしまうかもしれない。」という子にたいして注意したり指導したりすることをいいます。他に「街頭補導(がいとうほどう)」「継続補導(けいぞくほどう)」などがあります。みんながよんでいる補導とは、「街頭補導」のことが多いですね。「街頭補導」は、公共の場所や駅など多くの客が集まるところなどの場所で子供が犯罪に巻き込まれないように指導しています。
学校に通報されるかもしれない?深夜徘徊で補導される時間帯について
深夜徘徊で補導されるのは何時くらいだと思いますか?多くの県の場合は、「夜11時から午前4時までの時間」とされています。夜のテレビドラマが11時に終わって、夜のニュース番組が始まる時間ですね。また夜明けには、新聞配達が行われる時間帯を目安にしている県が多いとのことです。それ以外の県では、22時から朝5時までという県もありますが、そんなに大きな違いはないです。深夜の時間帯以外でも、不審な行動や問題行動がある場合はもちろん補導されます。ある県の時間別の補導の取り締まりの件数は以下のようになっていました。
- 0~4時・・・7人
- 4~6時・・・3人
- 6~12時・・・23人
- 12~16時・・・44人
- 16~20時・・・45人
- 20~24時・・・18人
「深夜徘徊」とは関係ない昼間から夜の12時~20時の時間帯が多くなっています。なお対象は青少年は18歳未満、小中高生です。
どんなことをしたら警察に補導されることになる?
「補導」とは、非行にはしりそうな時に少年に対して適切な指導をするなどの行為を警察が行うものです。少年たちが悪い方向へ進んでしまわないように、注意をしたり必要に応じて親や学校に連絡したりします。そこで気になるのが補導されたことによる補導歴です。非行少年として補導された非行歴をのぞいたのが補導歴となります。この補導については、法律で決まっているワケではありません。警察の独自の方法によるものなんです。ではどんなことが不良行為になるのでしょうか。主なものをあげてみましょう。
- 薬物の乱用、粗暴な行為
- 飲酒、喫煙
- 刃物等の所持、金品等の不正要求、金品の持ち出し
- 家出、無断外泊、深夜徘徊
- 不健全性的行為、不良交友
などがあります。これらを「不良行為少年」を巡回中の警察官がみつけた場合は補導となります。
東京で発生した少年犯罪!検挙・補導される人数は減少傾向?
平成22年以降、警察による少年による補導や検挙した人数は減っているそうです。ですがひったくりなどの犯罪は逆に増えています。窃盗犯のうち万引き行為で検挙されたのは千人以上いますが、窃盗犯全体の7割近くにもなります。最近の珍しい事件としては、
- 後輩に暴行をして怪我をさせた事件
- SNSによる犯罪で、コンサートチケット代をだましとった詐欺事件
- カラオケ店でトラブルをおこし、被害者に暴行をした傷害事件
- 個人情報流出の削除金を名目に現金を騙しとる詐欺事件
- 被害者の息子に成りすまして現金を騙しとる詐欺事件
などがありました。