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警察の交番勤務は何年くらいするものなのか紹介します

「警察官」という職業ににあこがれている人もいます。色んな場所でよく見かける交番ですが、様々な人が様々な理由でお世話になることがありますね。交番勤務って何年?何ヵ月?転勤や配属ってどうなっているの?地域課の一般的な勤務形態が4部体制とは?また警察官の気になる年収はいくらくらいなのでしょう?

警察の交番勤務は何年?最も多い4部体制勤務って?

Police dog pets by policewoman with many policemen in the background. 出典:123rf

警視庁にはたくさんの部署に分かれており、勤務形態もそれぞれ異なります。一番一般的なのが4部体制勤務となっています。主に地域課の警察官が4部体制勤務を取っています。地域課は交番勤務やパトカーに乗ってパトロールするのですが、ローテーションでシフトを組んでいきます。

  • 朝~夕方までの日勤
  • 昼~翌日の昼までの夜勤
  • 夜勤後昼過ぎに帰る夜勤明け
  • 休み

が基本です。このサイクルを繰り返してシフトを組んでいきます。日勤を1当番、夜勤を2当番などと呼ぶこともあります。夜勤明けで昼に仕事を終えたら、家に帰って休むことができるので、実質休みのような感じになります。ただ深夜仕事をして終えているわけなので、通常の休みと違って遊びに出かけるというよりも、家に帰って寝る、休むという方がほとんどです。ちなみに地域課は、警察学校を卒業した若手の人がまず配属される課となっているのが一般的です。そこからずっと地域課にいる人もいれば、途中で掲示や機動隊など、別の部署へ希望をだして移る人もいます。

何年働いても大変!

White traffic lines on paved roads. 出典:123rf

身近なお巡りさんといえば、交番勤務の方ではないでしょうか。この交番勤務、一見楽なように見えて実はとても大変な勤務なのです。それは、常に緊張感を持っているから。交番がある地域にもよりますが、多くの人が行きかう環境で、常に何かトラブルがないかと気が抜けないからです。また常に人に見られているという点でも気を抜けません。私服でいる刑事などは、人混みに紛れてしまえば警察官だとは認識されませんので、その点では案外楽なこともあります。交番は警察官の登竜門的な役割を持っており、一度は必ず経験する場となっています。警察業務の基本は交番といっても過言ではありません。基本で言えば、警察庁のキャリア組と呼ばれる人たちも、一度は交番勤務を経験するとか。採用されて見習いという当初の段階で行います。交番勤務は、当直勤務で朝から翌朝まで勤務するのが基本となっています。仕事内容は多岐に渡り、道案内はもちろん、落とし物の処理やあらゆる事件の受理、交通違反の取り締まりや巡回、地方自治体の会合への出席を課せられる場合もあります。とにかく忙しいのが交番勤務なのです。

警察の生活や卒業後は?

Sporty man doing straight arm plank exercise on green grass near river. 出典:123rf

警察学校では、いったいどんな生活をおくるのかちょっと興味がありますよね。警察学校の授業は、一般教養、実務、法学や術科などの4つで構成されています。集団行動から協調性を身に付けるよう指導し、毎日勉強と訓練に明け暮れます。その生活スケジュールは事細かに決められており、自由な時間はほとんどありません。警察学校の生活を送ることで、警察官の一員としての自覚も芽生え、目の前のことに取り組む重要性を学んでいくのです。警察学校の一日は、朝6時半の起床から夜23時の就寝までスケジュールが決められています。警察学校を卒業後は、職場実習として各警察署に配属されることになります。期間は大卒も高卒も関係なく3ヶ月間と決められています。職場実習を終えると、今度は初任補習科として再度警察学校へ戻り、知識や技術をさらに身に付けるべく勉強と訓練に挑みます。そしてまた警察署で実践実習を行い、晴れて教養課程が全て終了となるのです。実践実習に関しては、大卒は4ヶ月、高卒や専門卒は5カ月となっています。一人前の警察官に育てるために、これだけの日数とキッチリと組まれたカリキュラムがあるのです。

警察の交番勤務は何年あるの?

Prevention policeman while IDing a person in the city. 出典:123rf

警察官になって最初に配属されるのが交番勤務です。そこを経験したら、すんなり希望する部署へ移動できるかどうかが気になります。警察学校を卒業して交番勤務、交番勤務を大体一年間くらい勤めたあと、希望する部署へいくのが本来の流れなのではと思いますが、果たして実際はどういった流れになるのでしょうか。大卒の採用時教養は、最初に警察学校で6ヶ月間勉強や知識を身に付け、職場実習を3ヶ月間行った後また警察学校へ戻って2ヶ月間勉強し、実践実習を4ヶ月間行ってから新人として配属されます。警察学校6ヶ月→職場実習4ヶ月→警察学校2ヶ月→実践実習3ヶ月の場合もあります。新人の配属先は交番になりますが、交番勤務をしている中で上司がそれぞれの特性を見出し、徐々に他の部署へと移動していく形になります。よって、交番勤務が何年間になるかは、人それぞれになるというわけです。途中で転勤した場合も、また同じ交番勤務という方もいるのです。

気になる年収は?

Panoramic view of the green plowed agricultural field (forest meadow, lawn) at sunset. Traditional country houses in the background. Idyllic summer rural scene. Nature, ecotourism, remote places. 出典:123rf

警察官の大変さはよくわかりますが、年収も気になります。地方公務員の給与に関する実態調査では、警察官の平均年収は516~813万円になるとのこと。大卒と高卒で給与の差は大きく違い、初任給でも3万円以上違うようです。これはかなり大きな差ですよね。警察官の給与は等級によって決まっており、9級のうちどの区分になるかによってお給料もかわってきます。階級が上がらなければ、大卒であっても高卒でもほとんど変りませんが、最初の試験の受験資格を得るのは大卒の方が早く、巡査部長の試験でも1年間で受験が可能になります。対して高卒の場合だと、巡査部長の受験が可能になるまでに4年はかかるので、それだけ交番勤務も長くなる計算になります。ただ、高卒でも1回で合格できれば、大卒よりも1年リードできるというわけです。大卒には言わずと知れた「キャリア枠」というのがあります。この場合だと、最初から警部補といった立場になるので、年収も高く、その後も高い階級まで上り詰める可能性があります。

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