とっても心配なニュースが入ってきました。歌手・misonoさんの夫でバンド「HighsidE」のドラマー・Nosukeさんが、「精巣がんによる胚細胞腫瘍」であることが公表されました。
misonoさんとの新婚生活もまだ始まって間もないですし、ファンでなくとも復帰は気になるところだと思います。
この病気、いったいどんな病気なのでしょうか。「ガン」とありますが、きちんと治療をしてまたバンド活動に戻ることができるのでしょうか。
必ず復帰してもらいたい!という思いとともに、Nosukeさんの病気について調べてみたいと思います。
プロフィール
Nosuke(のすけ)
本名:中村真之助(なかむらしんのすけ)
生年月日: 1989年7月16日
年齢: 29歳 (2018年12月現在)
出身: 東京都町田市
@annasumitani による先日オープンしたエステサロン、麻布十番のannfismにて日焼けでボロボロになった顔が嘘みたいに綺麗になった。
— l l O 〓 l l < 三 (@nosukedrummer) July 3, 2018
ほんとすごい。
ありがとうございました(」°ロ°)」
杏奈さんは心も体も綺麗にしてくれる。#annfism #住谷杏奈#プロデュース pic.twitter.com/GJTfDDXZaY
11歳からドラムをはじめ、2005年からは「LeMpicka?」(レンピカ)というバンドにて活動を開始。他のバンドのサポートもしていたのだそうです。
そしてNosukeさんは山田優さんの弟である山田親太朗さんが2016年に結成し活動を開始したバンド、「HighsidE」にドラマーとして参加。
misonoさんとは山田親太朗さんの紹介で知り合い、2015年から交際に発展。
そしてお二人は、結婚を発表すると、2017年に7回も結婚式をしています。
2018年12月、Nosukeさんは体調不良を理由に、年内の活動休止を発表。
続く2018年12月16日、ブログでNosukeさんの病名を発表しました(以下引用)。
話は戻りますが診察初日を思い出すと何とも言えない気持ちになります。
サムライロックオーケストラ網走公演から帰って来てすぐに病院の予約を取ってもらい採血、尿検査、CTの撮影、胃カメラを回りそしてたわいもない話で結果を待っていました。
とは言っても当初は胃が少し荒れて硬直してるんだなくらいに思ってました。
診察室に呼ばれ席に着いた瞬間お医者様から「びっくりしないでね。」の一言から。この時の気持ちは後に綴りたいとおもいます。
「精巣癌による胚細胞腫瘍が胃の下にあります。直径おおよそ15センチ。とても大きいです。」
「ん?聞き違いか?HighsidE腫瘍?」
「いえ、ハイサイボウ腫瘍です。」
「あぁ、HighsiboW!ややこしい!」
なんて言いながらそこから詳しくこの病気の事について、そしてどう治療をしていくかについてお医者様に聞きながら家族と相談し、現在に至ります。
ともかく、もしかしたら今同じ状況で戦っている人がいるかもしれないし、まだ検査もしていない方に読んで頂くことがあるかもしれません。
もちろん回復に向けて闘病しているのですが、どうなるかなんてわからないので日頃の状況と治療過程、そして今の気持ちなんかを書き綴っていきたいと思います。
頂いたコメント、とても励みになってます。
余談ですが、基本病室から出られないので毎日やれる事が限られてます。そんな中misono、YouTubeチャンネル開設!みたいなニュースが入ってきて重度のYouTube中毒者なので楽しみが増えました笑 misonoさんありがとう。
それでは最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
#胚細胞腫瘍#精巣癌
引用)Nosuke公式ブログ
2017年末にはmisonoさんが重大な病気に罹患したことが発表されるものの、完治したあとも病名は最後まで明かされなかったために批判されたことがありました。
そして続いては夫・Nosukeさんの今回の発表。
新婚のお二人を襲った次なる病魔について、分かっていることを調べてみたいと思います。
胚細胞腫瘍ってなに?
まず、胚細胞って何?ということですが、言い換えると、「生殖細胞」のことです。
つまり、胚細胞腫瘍というのは、生殖器(精巣や卵巣)に関係する腫瘍ということです。
しかし生殖器の近くに腫瘍ができるだけでなく、「体の真ん中の部分」や「胸の中」、「おなかの中」や「脳」にまで、胚細胞腫瘍として腫瘍ができることも多いのだそうです。
Nosukeさんも、胚細胞腫瘍が「胃の下」にできたと話しているため、この「おなかの中に」できたケースですね。
なぜ生殖細胞由来のものがそんな離れたところにあるのか、というと、胎児のときにいろいろな内臓になることができる“原始生殖細胞”という細胞が、のちに胚細胞腫瘍となるのではないか、と考えられているようですが、そのメカニズムははっきりとはわかっていないようでした。
最も患者が多い年齢は、10代~30代。
Nosukeさんは2019年に30歳になるというお年ですから、ちょうどこの年代に当てはまっています。
しかし、子供のときに発生する場合の半数は、Nosukeさんのように生殖器ではないところに腫瘍ができるのだそうですが、もう少し大人になると、9割の方が精巣に腫瘍ができるパターンが報告されているのだそうです。
男性の胚細胞腫瘍は10万人につき、毎年1~3人程度しか発生していない、比較的まれな腫瘍なのだそうです。
そう聞くと、「なぜNosukeさんに?」という思いを抱く方も多そうで胸が痛みますが、予後は良いタイプのようですので、治療頑張って欲しいと思います。
精巣ガンとは?
文字通り、精巣のガンなのですが、ニュースであったような、「精巣がんによる胚細胞腫瘍」という言い方がピンとこなかったので、調べてみました。
「精巣にある細胞から発生する腫瘍」のことを、「精巣腫瘍」と呼びますが、その95%は「精母細胞」から発生するのだそうです。
そして精母細胞は、直接生殖に関係のある細胞のため、精母細胞のことを「生殖細胞、胚細胞」と呼べます。
そのため、
精巣腫瘍 = 胚細胞腫瘍
と呼んでもいいのだそうです。
なので、「精巣がんによる胚細胞腫瘍」という表現はちょっとおかしくて、Nosukeさんのブログでのタグで
「#胚細胞腫瘍#精巣癌」
とあるように、
精巣ガンと胚細胞腫瘍は、ほぼ同じ意味で使っているのだと思います。
ただ、精巣ガンというと、精巣にできるガンを示すので、Nosukeさんのようにおなかの中にできるタイプの説明として、胚細胞腫瘍、というキーワードも同時に発表したのかな、と思いました。
その後、片方の睾丸(精巣)を摘出した、という話がありましたので、やはり精巣自体もガン化していたようですね。
ですので、Nosukeさんは、大まかにわけて2箇所(精巣とおなか)にガンが見つかっている、ということのようです。
現在の病状は?
基本的に病室から出られない、という表現がありましたので、病院で治療をしているか、これからの方針を決めている段階なのだと思われます。
その後、11月中旬に片方の精巣の摘出手術を受けていたことを公表しましたので、精巣ガンの方に関しては山は越えた、という感じのようですね。
しかしおなかにできている胚細胞腫瘍の方は15cmとサイズが大きいため、今は手術で取り出すことは不可能だったそうです。
一般的な治療方針から考えると、まずは大きくなった腫瘍を化学療法などで小さくして、それである程度小さくなってから手術で摘出する、という方法になるのかな、と思います。
misonoさんら家族にとっても、辛い時間が続いているのだと思いますが、必ず治ることを信じて、強い気持ちで治療に臨んで欲しいと思います。
ブログからは元気な口調が読み取れますが、これからの状況については、また公式サイトでの発表があるかと思います。
分かり次第、追記していきたいと思います。
5年生存率はどのくらい?
胚細胞腫瘍について、もし遠い場所まで転移があったとしても、抗がん剤が非常に良く効くそうで、根治が期待できる腫瘍なのだそうです。
悪性胚細胞腫瘍の5年生存率は90%を超えるそう。
とっても高い数字ですね!!
ただし、これは精巣や卵巣に腫瘍ができた場合。
Nosukeさんのように精巣意外の場所に腫瘍ができた場合には、治癒率は80%まで低下するのだそうです。
しかしそれでも高い数字ではないでしょうか。
精巣ガンで調べてみても、転移が早いガンなのだそうですが、精巣ガンにとても良く反応する抗がん剤があるそうですので、そのような抗がん剤を使えば高い確率で治癒が期待されるとありました。
ですので、進行期に適切な治療を受ければ、また元の生活にも戻れる、という希望がやっぱりありそうですね。
精巣ガンの5年生存率ですが、
ステージI(転移なし)だと99.0%
ステージII(転移あり)で95.2%
ステージIII(転移あり)で75.1%
だそうですので、これも他のガンと比べると、とても高い数字です。ただ、これは精巣にできたガンのことかなと思いますので、この数字は今回のNosukeさんのケースにはそのままは当てはまらないと思います。
さらに今後、他の臓器に転移して癌化していることが分かった場合にもこれらの数字の限りにはならないと想像しますが、それでも現段階では完治の希望はまだまだある!ということが分かりました。
長く病院での入院と検査、治療はとても強い精神力も必要とされますが、これを励みに、Nosukeさんや同じ病気の方にも、諦めることなく、治療に専念して、またしっかりと復帰して欲しいと思います!
追記:
その後、5年生存率について、Nosukeさんはガンがわかった当初「ステージ3aで、5年生存率は40%」と医師から告げられていたことを公表しました。
しかしその後の治療によって、腫瘍も2週間で半分以上消滅させることができ、転移の可能性も低くなったのだそうです。
2019年8月現在までに、2度の手術も終え、無事に退院していますので、経過は順調なようですね。
再発のリスクもありますので完治とはなりませんが、それでも音楽活動に復帰してライブを行うなど、日常に戻りつつあるNosukeさん。
困難を乗り越えたことで、これからは少しゆっくりとmisonoさんと幸せな生活を送れるよう応援したいと思います。