野川(のがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、多摩川水系であり、東京都を流れる野川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
なお、この記事は2020年06月01日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
野川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、各ポイントのライブカメラにジャンプします。
世田谷区の野川と仙川が合流する付近の鎌田橋のライブカメラです。
三鷹市の大沢池上にあるライブカメラです。
国分寺市東恋ヶ窪に野川の水源があります。その後、小金井市や三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区と流れます。二子玉川駅付近で多摩川と合流します。
野川流域には、武蔵野公園や野川公園など、自然豊かな場所が多数あります。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
野川 氾濫しそう😱
— ham@指定 バス ドラ (@ham_ham1130) October 12, 2019
30分くらい前 pic.twitter.com/bFXUtdOhHw
2019年10月には、かなり増水しました。今後も、大雨のときは氾濫危険水位を超える可能性もあります。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
三鷹市大沢で野川が氾濫危険水位に到達、
— 長森 (@NagamoriMidget) October 22, 2017
多摩川も浅川橋で避難判断水位に到達 pic.twitter.com/YEXUJ4ryf5
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
最新の被害状況は?
2019年10月の台風の時には、かなり増水しました。
調布市柴崎の野川です。
— ちょろごん (@tyorogon2) October 12, 2019
調布警察署の横。
水位上がってます。 pic.twitter.com/VA07Ak0gJY
凄い水量で、住宅街に迫っていました。
(す、水文学で見たやつだ…。)
— ぬま (@UnivNuma) October 12, 2019
(左: 多摩川, 右: 野川)
多摩川:二子橋/東京都世田谷区玉川3丁目 (左岸) | 京浜河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局https://t.co/KajSVPjwpd pic.twitter.com/8bIT9qPcr7
野川と多摩川が合流する付近です。河川敷が水浸しになりました。
また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができるそうです。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいと思います。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力かと思います。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぐ効果があるそうです。
過去の情報まとめ
2018年8月にも、かなり増水しています。
15:30頃にはん濫危険水位を超えた三鷹を流れる野川のライブカメラ映像。一コマ五分でGIFアニメにしてみた。急激な水位上昇は危険なので川から離れましょう。 pic.twitter.com/Ikb7Kuh4Wt
— 星野夕陽 (@choidamnet) August 13, 2018
2015年8月にも増水しました。仙川も野川の支流です。
仙川も野川も結構水位上がってるね・・・ pic.twitter.com/rOMPTSgOM6
— ただの黒猫(コロナ対策モード) (@Tomynyo) August 16, 2015
通常の様子
国分寺市にある日立中央研究所の敷地内に源流があります。
日立中央研究所庭園。園内の坂を下った先に池があり、周囲の湧水を集めているようです。一、二か月前に降った雨が(スタッフさん談)、水門を介して鉄道の下へ流れて行きます。今日はここから野川を辿ります。 pic.twitter.com/5PtBuiX06W
— Kosuke Miyata (@kosukemiyata) November 19, 2017
自然豊かで立派な庭園です。
普段は、のどかな風景です。
今日は野川をお散歩。二子玉川駅からスタートしてドトール珈琲農園で休憩中。 pic.twitter.com/j2HVcdM3IE
— ゆかぽん (@yukapoooon) September 22, 2019
二子玉川駅付近で多摩川と合流します。
台風や大雨の際は、河川に近づかないようにしましょう。
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。