マーガリンとバターの風味は似ていますが、一説では、マーガリンは蟻も近寄らないほど体に有害なんて言われていたりします。蟻が近寄らないというのは本当なのでしょうか?マーガリンはそんなに体に悪影響を与えるの?マーガリンが本当に危険性があるのかについても調べていきます。
バターと似ているマーガリンは危険!?蟻すら近寄らないという話も
なぜ、マーガリンはよくないと言われているのか、気になりますよね。それは、マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているから、そういわれています。トランス脂肪酸はわかりやすくいうと保存料みたいなもので、加工食品には使われている事が多いです。では、トランス脂肪酸はなぜ体に悪と言われているのかと言うと、体にいい善玉菌を減らして悪玉菌を増やすからなんです。また通常の食べ物は胃に入り胃液で溶かされるのが普通ですが、トランス脂肪酸は胃液で溶けずに蓄積されてしまいます。その他にも、マーガリンが腐らなかったり、蟻やゴキブリなども寄ってこないという事がトランス脂肪酸は体にとって良くないと裏付けされるように話されています。このような説があり、マーガリンは危険だと話されるようになっているんです。
蟻は賢いから、マーガリンよりバターを好む!?
上記したように蟻はマーガリンを避けて通るという一説は多く広まっています。そしてアメリカでトランス脂肪酸の表示を義務付けるようになってから、なぜかマーガリンのCMはあまり見かけなくなりました。以前は頻繁にマーガリンのCMを見かけていたのに、最近は見かけなくなった・・・。そんなところもマーガリンは体に良くないという説が広まる一因になったのかもしれません。
しかしマーガリンはショートニングや植物性油脂とも表示されます。マーガリンを使わなくなったとしても、いろいろな食品にショートニングや植物性油脂は含まれて販売されています。トランス脂肪酸の摂取を控えようと考えているなら、姿を変えて販売されている食品にも目を光らせなければいけないですね。
蟻はどちらが好きなのか、実験してみた!
蟻はマーガリンを食べずにバターを好むという一説!本当のところはどうなのかが気になる所です。そこで実験をしてみたという方の話を聞いてみました。蟻はどこにでもいるので、実験しようと思えば誰でも簡単に出来ますよね。実験方法はバターとマーガリンをそれぞれトレイに置いて、庭に設置するという方法です。さて実験はいかに・・・。
数時間後の実験結果は、一説の通りマーガリンに蟻は群がる事はなかったです。では、バターには群がっていたのか?そこが肝心ですよね。しかしバターにも蟻は群がりませんでした。この実験結果から蟻は油、油脂類を好まないという事が判明しました。トレイに置いたのが良くなかったのかと、より蟻が群がりやすいように溶けたバターやマーガリンをチリ紙に含ませてもう一度実験を試みたところ・・・。
その結果は何とマーガリンの方に蟻が群がっていました。蟻がマーガリンを好まないというのはウワサなのか!?真実を知りたい方はぜひ実験をしてみて下さい。簡単に出来ますよ!
蟻が群がるのは、マーガリンもバターも関係ないという説も
なぜ、蟻はエサを見つけると、たくさんの蟻が群がるのか?私はアリがエサの臭いを嗅ぎつけるからだと思っていたのですが、それはエサの臭いではなく、仲間のフェロモンを嗅ぎつけてエサにたどり着いていたんです。実は蟻はエサを見つけると、巣に持ち帰る途中にフェロモンをまいて帰るんです。そしてそのフェロモンの臭いを嗅ぎつけて、また違う蟻が餌へと向かうのです。個々の蟻が同じことをするためにフェロモンが濃くなり、エサにたくさんの蟻が群がるという訳です。
自然の蟻さんは、道しるべフェロモンが流されて活動できないから雨の日は巣の中でじっとしているらしい。室内飼育でも雨がわかるのか?今日はずっとおとなしい。
— Z李(Jet Li) (@Kiss0fthedrag0n) June 14, 2020
家に引きこもっていても、ネットで外の世界を何でも知ったような気になっちまう人間みたいだな。だが己の目でしかわからない真実もある。 pic.twitter.com/Dc734eUJXw
マーガリンとバターの実験もたまたま、マーガリンかバターの片方を見つけたとしたら、その後に蟻が群がるのは不思議ではありませんよね。
そして、マーガリンが腐らないという理由ですが、バターは乳製品で乳成分が含まれるため常温に放置しておくとやがて腐敗します。しかしマーガリンの成分は植物油です。他の植物油も常温で保存しておいても腐りませんよね。マーガリンが腐らないというのは植物油から出来ているからという事なんです。
マーガリンの摂り過ぎは体に害が!自分の身は自分で守りましょう
トランス脂肪酸が体に良くないと言われていますが、どうしてマーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているのか?それは酸化しやすい植物油の日持ちを良くする為の工程で生まれます。マーガリンも日持ちを良くするために水素添加がされ、その過程て油の栄養分が無くなってしまい、代わりにトランス脂肪酸が生まれるとされています。
肉まんはバターとかマーガリンで焼いて醤油つけて食うと美味いってゆるキャンで言ってた pic.twitter.com/zLwFUeev8B
— ひいろ (@KDIKTLSS) December 30, 2021
最初にも触れたとおりトランス脂肪酸は悪玉菌で悪玉の脂肪です。体に入り込むと細胞膜の中にまで入り込み働きを悪くさせるだけでなく、体に必要なビタミンなどもトランス脂肪酸に取り込まれてしまいます。トランス脂肪酸は心臓病やがんの発生リスクが高まると言われているんです。アメリカなどではトランス脂肪酸に対して規制がありますが、日本では規制はされていません。ショートニングやマーガリンが含まれているかどうか、気になる方は自分で調べて購入を判断しなければいけません。