球磨川(くまがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、熊本県を流れる球磨川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
なお、この記事は2021年05月27日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
球磨川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、各ポイントのライブカメラにジャンプします。
多良木町の球磨川のライブカメラです。
あさぎり町です。
人吉市の球磨川と川辺川の合流点です。
球磨村の小川との合流点です。
葦北郡芦北町の大瀬橋です。
八代市です。
球磨川は球磨郡水上村に源流があります。その後、湯前町や多良木町、あさぎり町、錦町、人吉市、球磨村、芦北町などを流れ、八代市で八代海に注ぎます。途中、川辺川や万江川などの支流が合流します。
白鷺も飛来します。
球磨川と最上川と富士川は日本三大急流と呼ばれています。そのため、くま川下りが有名です。
また、ラフティングやカヌー、カヤックなどの水上スポーツや鮎釣りが盛んです。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
球磨川は日本三大急流の一つです。
【公開エリア拡大】土地の成り立ちや、想定される自然災害リスクを把握できる「治水地形分類図更新版」。日本三大急流(最上川、富士川、球磨川)を含む15河川流域を地理院地図から追加公開しました。
— 国土地理院応用地理部 (@gsi_oyochiri) May 10, 2019
地理院地図で見るhttps://t.co/JKo6v0mBIY
治水地形分類図についてhttps://t.co/rlIWeNmRaV pic.twitter.com/JNIsyKJA9P
熊本県は南九州にあり降水量が多い地域でもあるため、自然災害が起きやすいです。
身バレとかこの際どうでもいい。
— Rio (@hSIdlkxsMMLnhL3) July 3, 2020
球磨地方に住んでる人がもし居たら、どうか、どうか避難してください。ホントに笑えないレベルでやばいですよ。球磨川は日本三大急流の1つです。皆さんご存知のあの速さで水が街に流れてくれば避難できません。今避難してください。間に合います#球磨川氾濫#球磨川 pic.twitter.com/hDLqIdfaoP
そのため、氾濫する可能性もあります。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
球磨川、氾濫危険水位を下回った✨
— 美沙 (@gomagoma420) May 20, 2021
雨も小振り☔
このまま無事に乗り越えてー💦
ワンコたちと家が心配だけど、ひどくないようだし…仕事休めない……心配…でも休みたいけど休めない…
行ってきます😣😣😫 pic.twitter.com/cI0uLT34eN
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
台風や大雨の際は、河川や道路脇の側溝にも近づかないようにしましょう。
最新の被害状況は?
球磨川が氾濫してしまいました。
流されたのではと言われてる球磨川の大瀬橋、よく見ると左側の家が屋根まで水が上がってるし、その奥にある肥薩線の橋梁も完全に水没してるように見えます。
— @かのえのゆう (@nui8JARABred) July 3, 2020
ここは線路と川までの距離が比較的空いてるイメージだったので、そうなると那良口駅周辺はかなりの範囲で線路が水没してるのではと懸念 pic.twitter.com/uWHrcYae8S
橋も流されているようです。線路や鉄橋も水没しています。
地元の先輩があげてたけど
— 夢美たかし (@yumemiru24k) July 3, 2020
普通にやばい。
人吉球磨の人たち心配です。#球磨川 #球磨川氾濫 pic.twitter.com/mNbcFgysmP
支流の川辺川も氾濫しています。
川辺川も氾濫。 pic.twitter.com/CYh6UD42gQ
— 井上恭子 (@inoueinterior) July 3, 2020
家屋も一階は完全に浸水しています。
球磨川氾濫、現状把握出来ていない所も多くあると思います。雨が止んでいる間にできる救助を!八代市坂本町の写真です。通常水位は赤い矢印の3m程下です。#球磨川 #球磨川氾濫 右に見える赤い橋は中谷橋です。道は完全に水没しています。 pic.twitter.com/XHVJ3TtzOc
— yuish (@yuiiikiiis) July 3, 2020
こちらは、屋根の上まで浸水しています。
これ、球磨川マジでシャレになんねぇぞ!8時半から市房ダムの緊急放流行われます!これより水位が上がる可能性があります!マジで人吉〜八代の川のそばに住んでる人に伝えて! pic.twitter.com/Oy9oPK3qCS
— インターネットラジオGood-AIR! (@GoodAIRradio) July 3, 2020
上流にあるダムの放流にも注意しましょう。
【緊急放流まで1時間を切る】
— 防災・減災情報 (@Bousai__Gensai) July 3, 2020
熊本県などは、球磨川上流の市房ダムで午前8時30分から緊急放流を行うとしています。
さらに水位が上昇します。
球磨川流域にお住まいの皆さん。
大切な人やあなた自身を守るために直ちに安全な場所へ移動してください。
命を守る行動を取ってください。 pic.twitter.com/e1ZvnzCqJ8
また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、周囲の河川や支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができます。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいです。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!
水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力です。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぎます。
過去の情報まとめ
球磨川は昔から氾濫を繰り返しています。
八代市街地の地理を見ると、
— goodtime@二千年一夜 (@goodtime1977) July 3, 2020
大雨が降って浸水してもおかしくない条件が揃っている。
江戸時代の頃から球磨川の氾濫に悩まされていたのかも。
近年ではダムが出来てその心配は無かったのだろうけど。
近くに高台が無ければ階高のある学校や公共施設など開放して市民を避難させるべき! pic.twitter.com/biLMrz6YDg
普段から、避難経路などを確認しておきましょう。
通常の様子
球磨川でのラフティングは楽しそうですね。
大自然vs運動不足の大人たち。球磨川ラフティング楽しかったー!来年も行くぞ✊ pic.twitter.com/jmQ5RPtYUo
— ちかみ (@yamchika625) September 1, 2019
鮎も釣れます。
球磨川、川辺川2019鮎釣り解禁 釣果情報 https://t.co/AN9zmI4eFR pic.twitter.com/e9wwyaY3LH
— 鮎釣ってみんね (@ayutsutte) June 1, 2019
支流の万江川も清流です。
今日の山江村、万江川(まえがわ)。家より車で10分ほど上陸に行ったら死ぬほどきれいw
— マダラさん (@madaraudon) August 17, 2018
川だけでずーーーーっと楽しんでるから本当に帰省して良かった。#マダラ帰省 pic.twitter.com/iVjTcYUL1W
支流の川辺川も美しい景色です。
相良村を通ってたら川辺川から霧が立ち込めていて宵の口なこともありとても幻想的でした pic.twitter.com/7Ck2AAfBvt
— さき (@saki_yamayama) June 30, 2017
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。