小貝川(こかいがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、利根川の支流であり、栃木県から茨城県にかけて流れる小貝川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
なお、この記事は2020年07月14日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
小貝川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、小貝川の各ポイントのライブカメラにジャンプします。
栃木県真岡市の小貝川のライブカメラです。
茨城県筑西市です。
茨城県常総市です。
茨城県常総市水海道です。
小貝川は栃木県那須烏山市の小貝ヶ池に源流があります。その後、芳賀郡市貝町や芳賀郡益子町、真岡市を流れます。 茨城県に入り、筑西市や下妻市、常総市、つくばみらい市、守谷市などを流れ、取手市と利根町の境で利根川に注ぎます。途中で、五行川や大谷川などの支流が合流します。
西側に筑波山を望むことができます。
小貝川や筑波山周辺は縄文時代の貝塚が多く、小さな貝もたくさん採れることが、その名前の由来です。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
小貝川は流れが曲がりくねっていて、頻繁に流路が変わってきました。
常総市とつくばみらい市の境界線の形がやたら細かく折れ曲がっており不自然なことにびっくり。基本的には小貝川に沿っているが、今の河道とも、明治時代の河道とも一致しない。おそらく江戸時代の頃の川の流れに一致しているのだろう。まさに氾濫原 pic.twitter.com/bYPSHUdomr
— Shinichi Takagawa (@s_takagawa) September 11, 2015
また、小貝川は昔から「暴れ川」と呼ばれています。
鬼怒川の東を流れる小貝川も暴れ川と知られ
— Operation Blessing Japan (@OperationBlessJ) September 15, 2015
これまでたびたび川の水が氾濫してきました。
東日本豪雨災害支援http://t.co/ISiJkwUakS pic.twitter.com/3uxiIl9qGJ
そのため、今後も氾濫の可能性があります。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
栃木県南の河川水位が上昇しています。鬼怒川支流の田川、小貝川支流の五行川では、はん濫注意水位に到達しています。下流域にあたる茨城県内では今後さらに水位が上昇すると思われるので、河川敷には近づかないようにしましょう。 pic.twitter.com/7CajxsGhhb
— Kei (@cygnusx1_kei) May 21, 2019
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
鬼怒川は午後になってようやく水位が下がり始めた。しかし、氾濫危険水位よりまだ1mほど高い状態@鬼怒川水海道。
— クロ (@chlor_t) October 13, 2019
一方小貝川は水位が上昇中。当分避難指示は解除されない=常総線の運転再開はかなり先の模様。
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
台風や大雨の際は、河川や道路脇の側溝にも近づかないようにしましょう。
最新の被害状況は?
東日本大水害の時は、台風の影響で増水しました。
【台風19号:川の情報】2019/10/13 04:30
— 龍ケ崎市(茨城県) (@ryugasaki_city) October 12, 2019
増水した川は危険です。
絶対に近づかないでください
・
河川の水位情報は、下記のリンクからご確認できます。
▼小貝川の水位https://t.co/RYdTY4iWMr
▼利根川の水位https://t.co/bLSTEHRkWn#龍ケ崎 #龍ケ崎市災害 pic.twitter.com/qXZCcl4QmJ
濁流となっています。
近くの川はこんな感じです。警戒水位レベル3 #小貝川 pic.twitter.com/jsapqwRRac
— とたけけ (@totakeke_09_16) October 13, 2019
常磐線も止まりました。
『常磐線 運転見合わせ』
— taccaonK20A (@TaccaonA) October 13, 2019
小貝川の水位が高く、取手以北は運転見合わせ中とのこと…😥
16時28分松戸発予定の土浦方面の電車が20時38分現在でも松戸駅に停車中です😥 pic.twitter.com/iRU9jwYTFJ
また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、周囲の河川や支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができます。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいです。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!
水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力です。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぎます。
過去の情報まとめ
小貝川と鬼怒川に挟まれた常総市も浸水しやすいです。
昨日の大雨の、被害はありませんでしたか?
— えんどう ふみえ (@Fumie_Endo) May 22, 2019
私事ですが、薬局前の道路が冠水。一時は出るも入るも不能状態に陥りました。
また小貝川の水位がかなり上がっていました。付近を散歩される方などは、ご注意くださいね。#常総市 pic.twitter.com/A8Dz3xBzd2
昔から、小貝川は水害が多いです。
治水は百年の計なんですね。
— Akiyoshi (@Bakuakiyoshi) July 9, 2018
今回の倉敷での河川氾濫を知って、爺が茨城県県南で勤務していた時の水海道の水害を思い出しました。利根川の増水によって、合流する小貝川の水位が上がって、上流の水海道で水門から堤防が崩れて氾濫しました。水が迫るテレビ映像とサイレンの音がよぎりました。 pic.twitter.com/BzTd2t3HyH
堤防が決壊することもありました。
普段から、ハザードマップなどで避難経路を確認しておきましょう。
通常の様子
那須烏山市に源流があります。
さくらって何処だ
— bicmos (@bicmosLegend) March 24, 2019
小貝川源流探索の後は烏山方面へ
風が強くてスピート出ない。しんどいので那珂川町で帰路につくわ
夕方になって那須の山も見える様になった pic.twitter.com/TmdKjEhWvD
遠くに、富士山や筑波山を眺めることができます。
【富士山】
— 真岡鐵道株式会社【公式】@7/18 SLもおか運転再開 (@mokasl) January 4, 2020
真岡線沿線の真岡市を含む栃木県芳賀郡、そして茨城県筑西市は、関東平野の北の端っこにありますが、冬場は夕方に富士山のシルエットを見ることができます。
写真は真岡市内の小貝川にかかる橋から見えた富士山です。
真岡駅4階のデッキからも見ることができますよ!#真岡鐵道 pic.twitter.com/ceihPPOt4a
五行川との合流地点です。
小貝川サイクリングロード探訪
— イナ (@ina_419) March 21, 2019
利根川との合流地点から遡上開始。基本的に右岸縛りで。稲豊橋(県道328号)〜もりやみらい橋(県道46号)で川から一旦離れるが、そこ以外は下館まで土手上を走ることができる。
時間がなくなったので、五行川との分岐地点、利根川合流部から60kmで打ち止め。 pic.twitter.com/xB21eFT07a
福岡堰は桜の名所です。
常総市の小貝川にある福岡堰の桜が満開です。
— すばらしい人生 海・空・風 (@mikichan60) March 28, 2018
僕がいつも思うのは、美しい花というものはなく、花の美しさだけがあるということです。
例え無限の数の宇宙があり、人生に意味を求めるのがナンセンスであっても、花の美しさはあるのです。#福岡堰桜 pic.twitter.com/5QH2G7xQ8h
他にも、豊田堰や岡堰があります。
で、その小貝川には関東3堰がある。利根川との合流すぐの利根町の豊田堰、取手市の岡堰、つくばみらい市の福岡堰。どれも歴史があって一見の価値アリ。
— 大泣きお猿 (@oonakiosaru) April 24, 2017
カシミール3D*5mDEMと地理院地図&旧版地図で。https://t.co/7KWGbHVMRD pic.twitter.com/PBwSDu6VL3
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。