石川啄木のプロフィール!短歌で「停車場」が入っている作品と、その想い。

石川啄木は近代の日本を代表する歌人です。彼は生前数多くの作品を世に残しました。有名な作品は色々とありますが、どれも人々の胸に刺さるものです。 「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」という短歌はとても有名な作品ですよね! 今回は、彼の短歌についてと、その作品に込められた想い・石川啄木という人間の生涯についてお伝えしていきます。

石川啄木のプロフィールは?彼の生涯について

fresh green swamp. 出典:123rf

石川啄木は、1886年、明治19年に、南岩手郡日戸村というところで産声を上げました。日戸村というのは、現代の盛岡市玉山区になります。その後、渋谷村の「宝徳寺」というお寺で育ちました。

盛岡の盛岡高等小学校(現在の中学校)に通っていました。

岩手県盛岡尋常中学校(現在の高校)に進学します。

そこで、友達からの影響を受けて文学を始めます。短歌や詩集を発表していることでも知られていますよね。

代用教員として勤めたり、北海道に放浪の旅に出かけていたこともあるようです。その後東京に上京しました。朝日新聞の校正係や花壇の選者を務めながら、傍らで創作活動にも意欲を燃やしていたそうです。1910年、明治43年の12月1日、雑誌や新聞に短歌551首を掲載した「一握の砂」という歌集を発表しています。この歌集の中で、一首を3行で書いたことや編集が巧みであることがとても評価をされました。明治45年頃の4月、肺結核を患ってしまい、26歳という若さでその生涯に幕を下ろしました。当時、結核にかかってしまうと命を落としてしまう人がたくさんいたそうです。才能あふれる石川啄木を26歳という若さで失ってしまったのはとても寂しいことです。

石川啄木の短歌・ふるさとの訛なつかし停車場・・・

「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」これは、石川啄木が詠んだ短歌になります。直訳すると、「故郷の方言が懐かしいので人ごみの駅に出掛けて方言を話す人はいないか聞きに行く」というものになります。この句はほとんど現代語で詠まれていますね。この短歌を詠んだ時、彼は東京で暮らしていました。石川啄木の故郷は岩手県の渋民村になり、この歌の中に出てくる「停車場」というのは上野駅のことになります。

東京で生活をしていると、故郷である岩手県の方言を懐かしく思ってしまう。だから上の駅の人ごみに出かけて岩手の方言を話す人はいないか探す。このような思いで詠まれた歌になります。彼の、故郷に対する思いがつまっているのですね。

その大意や技法についての質問

石川啄木の短歌ふるさとの訛なつかし停車場の思いについての質問です。

「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」

この短歌のに込められた作者の思いを教えてください。また、技法についても教えてください。

その答え

石川啄木は家庭の事情により故郷を追われた人になります。そのため、故郷に対する思いがとても強い人でした。彼の歌の中には、自分の故郷を想って作られた歌がたくさんあることも、そのことを物語っています。この歌は、彼のありのままの気持ちをそのまま詠んだ歌になります。「故郷の訛りが懐かしくなって、上野駅に出向き、方言を聴きに行った」このような気持ちが込められています。また「聴く」という漢字を使われていることからも、とても一生懸命方言を探したのだということが分かります。また、技法についてですが「三行分かち書き」という形得書かれているということ以外には、特に技法は使われていないでしょう。

短歌で読まれた停車場・上野駅

「ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」有名なこの短歌を知って、石川啄木について興味がわきました。上野駅にはこの短歌の歌碑があると聞いたのでさっそく上野駅に出向くことにしました。

歌碑があったのは、上野駅17番線・常盤線の特急のホームでした。彼の名前を知っている人は多いかもしれませんが、とても放蕩していたということを知っている人はあまりいないかもしれませんね。この放蕩のことを知ってから、石川啄木という人間がどのような人だったのか、とても興味を持ってしまいました。短歌や俳句というものは、もともとそれほど好きではありませんでした。なんだか共感できないものが多くて、新鮮に感じることができなかったからです。ですが、彼の作品は全く違い、とても新鮮に感じ、興味を持って色々な作品を読むことができました。

「石川啄木記念館」では彼の人生や作品に触れることができます

石川啄木の故郷である渋民村には、石川啄木記念館というものがあります。

この記念館は彼の顕彰と資料収集、それらの保存や情報を収集するという目的で造られました。記念館は、彼が以前に理想の家を詩にしていたことから、西洋風の白い家をイメージして建てられました。石川啄木の生誕100周年を記念して、1986年に建設されています。石川啄木記念館には、彼の原点から終わりまでの人生を直接記しているものや、ノートや日誌というものが展示されています。遺品や写真、映像も用いて啄木について紹介をしており、敷地の中には、啄木が代用教員を務めた旧渋民尋常高等小学校や当時住んでいた家が移築されていて、当時の生活の様子を見ることも出来ます。

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