ハムスターを育てていて、くしゃみをする姿を見たことがありませんか?ぷしゅっと言うような可愛い音のくしゃみをしますが、風邪をひいているのでしょうか?ハムスターはデリケートな生き物ですからアレルギーや体調不良などでくしゃみをすることがあります。こんな可愛い音のくしゃみを聞いたら、ハムスターの様子に変わりはないのか良く見て下さい。
ハムスターのくしゃみはどんな音?その原因とは
ハムスターのくしゃみには、病気とは全く無関係の場合もあります。ハムスターは、機嫌が悪いと「ぷしっ、ぷしっ!」というくしゃみのような鼻息を鳴らすことがあります。
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— ハム垢✾いろは (@hamster021) May 22, 2017
人間なら「ふんっ!」という感じでしょうか。なにか不満なことや不快に感じることがあるのです。ケージを掃除したときに、隠していたエサを片付けてしまった、なんてありませんでしたか?ハムスターはフンを非常食として溜め込むことがありますので、エサと一緒に隠したフンをまとめて片付けたことが気に障ったのかも。さらに言えば、ハムスターはケージにも不満を感じているのです。身を隠す場所がない「地上」という場所そのものにストレスや警戒を抱いて安心して過ごせていないのです。ハムスターがもっとリラックスできる環境を整えてあげれば、飼い主にもっと懐いてくれます。
くしゃみの音はプップ?キュッキュ?
「きゅっ、きゅっ!」「ぷっ、ぷっ、ぷっ!」と、奇妙な鳴き声を上げて身を震わせるハムスターを見たら、飼い主としては心配になってしまいます。飼い始めたばかりや、床材などを変更した場合に床材の粉塵などで鼻炎を起こすことがあります。買ったばかりのウッドチップなども、袋から出してそのままケージに敷き詰めてしまうと細かい粉塵が鼻炎の原因になることも。ケージに敷く前に粉塵をふるい落としてから使いましょう。粉塵が原因なら、新たにきれいなウッドチップにしてあげれば数日で鼻炎は治まるでしょう。ペーパーチップの場合も、同様に微細なチリは落としてから使用するようにしてください。これらを交換しても鼻炎が治まらない場合は、呼吸系疾患の疑いもありますので獣医師の診察を受けることをおすすめします。床材などは変えていないのにくしゃみが気になる場合、温度変化による体調不良も考えられます。人間が眠ってしまっている深夜から朝方にかけて、ハムスターのいる環境が寒くなりすぎていないかチェックしてみましょう。必要ならヒーターを使うなど環境を整えてあげる必要があります。
くしゃみの音がやまない時は病気かも?
くしゃみが長く続いて、止まらない場合は要注意。なんらかのくしゃみの原因が存在し続けて、体調の悪い状態が持続してしまっています。風邪のくしゃみなら風邪が治ればおさまりますし、アレルギーであれば原因を取り除けば落ち着きます。しかし、考えられる対処をしてもくしゃみが続く場合は他の原因を考えましょう。
- くしゃみ、鼻水
- 体温が高い
- 食欲が落ちる
- 呼吸が荒い
これらが見られる場合、ウイルス性の感染症や風邪も考えられます。また、人間のインフルエンザはハムスターにも感染することがあります。飼い主や家族がインフルエンザに感染した場合は、注意する必要があります。インフルエンザは空気が乾燥する冬期に流行します。ハムスターがいる部屋も、適度な湿度を保つようにしてあげましょう。インフルエンザではなくとも風邪で体調を崩す場合もあります。体が水に濡れたままになっていたりすると、体の小さなハムスターはすぐに体温が下がってしまいます。もともと乾燥地帯に生息するハムスターの毛は水に濡れると乾燥しにくい作りなのです。
ストレスかも?
ハムスターはとってもデリケートな生き物。環境や食事の変化・運動不足などがストレスになり、すぐに体調を崩してしまったりするのです。くしゃみを伴う風邪をひきやすくなってしまうのも、ストレスが原因で体調不良になっているのかも。基本は居心地の良い、リラックスできる環境を作ってあげることです。基本となる床材は、普段の仕草や皮膚の状態も見つつ素材を選びましょう。新しい床材にするときは、すべてを取り替えるのではなく、それまで使っていた「自分の臭いがついた床材」を少し残しておくのもポイントです。ハムスターといえど、個々の正確や遊びやおもちゃの興味も違います。広いスペースやかじるもの、砂場や遊具は喜んで遊んでくれるものを選びたいですね。そして、ときどきはケージから外にでて自由に走り回れる時間を作ってあげましょう。このとき家の中で行方不明にならないよう注意してください。電気のコードをかじってしまうなど、危険なものには近寄らないように工夫することも大切です。
ハムスターのくしゃみは可愛いけれど注意しなければいけない
ハムスターがちっちゃなくしゃみをしていると、ちょっと愛らしいのは確かです。しかし、笑ってばかりもいられません。温度管理は適正か。ケージは衛生的か。アレルギーになるものはないか。ハムスターが過ごしている環境をチェックしてみましょう。
まとめ。飼い主が気付いてあげよう!
- アレルギー性
- 細菌感染によるもの
細菌感染の場合は、ハムスター自身が病気の原因を持っている場合が多くあります。怪我をした傷が化膿した場合や、歯の病気から来る場合もあります。野生で暮らすハムスターは草食で、弱っている姿を見せると敵に狙われる恐れがあるため病気や体調不良を隠そうする習性があります。体重や食欲、行動など、ちょっとした体調の変化には飼い主が気づいてあげる必要があるのです。