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電波時計が狂うのは地震の予兆という噂もある?!狂う理由とその対処法や時間の合わせ方

電波時計は自動で電波を受信しながら正確な時間を刻んでくれる便利な時計です。しかし、そんな便利な電波時計も狂う事があります。それは地震の予兆という噂もあるのです。

東日本大震災の前にそういうことが発生したという人も多く、実際に東日本大震災後に電波時計の示す時間が狂ったと報告されています。 電波時計が狂う理由やその時の対処方法についてまとめてみました。

電波時計が狂うのは地震の予兆という噂もある!

Young man with bun using smartwatch and moving around with electric scooter in the city park with mountains behind. 出典:123rf

電波時計は大きな地震の前に示す時間が狂うという噂があります。

実際、東日本大震災の前に電波時計の時間がずれたという人もいるため、「電波時計が狂うのは大地震の予兆なのではないか?」という人もいますが、それは科学的には証明されていない事です。とはいえ、大きな地震の前に電波時計が狂ったという人が多いのも事実です。日本の標準時間は高精度のセシュム原子時計がベースとなっていて、時刻信号を電波時計が受診しているので、電波時計は正確な時刻を刻めます。「大震災の起こる1週間程前から1日に数秒程度の遅れが発生しました。あれ?と思い直してもまた数秒の遅れが発生していました。」と、このような経験をしている人が多いため、電波時計の狂いと地震の関係について可能性はあるものの、科学的には証明されていませんので、必要以上に不安がることもないです。

東日本大震災では電波時計が狂った!?地震の後に狂う理由とは?

大きな地震の後は電波時計の示す時間がずれると言われています。実際、東日本大震災後に電波時計が電波を受信できずに狂ってしまいましたが、東日本大震災の時の理由は明確です。そもそも、電波時計とは、日本では福島県と佐賀県にある送信所から電波を受信してその電波をもとにしてそれぞれの時刻を合わせています。置時計なら1日に数回行われ、腕時計なら1日1回受信して時刻を合わせているはずです。しかし、何らかの理由で電波を受信できない状態になると正確な時を刻むはずの電波時計の時間がずれていくのです。

東日本大震災の時は、福島県の送信所の職員に避難命令が出て職員がいなくなってしまったため、そこから発信される電波がストップしたました。そのため、福島からの電波を受けていた電波時計は正確な時間を受信できない状態だったわけのです。地震と電波時計の関係は完全に否定することは出来ませんが、東日本大震災のケースは職員が避難したため電波時計も狂ったという説明が出来ます。

また、2022年3月に起きた地震の影響で、福島県の「おおたかどや山標準電波送信所」のアンテナが一部破損したため、電波時計用電波出力が半減して、電波時計の時刻がずれることもありました。

地震以外にもある!電波時計が狂う理由とは?

電波時計が狂うのは地震の前兆という噂があるので、電波時計が狂うと心配になる人もいるでしょう。しかし、電波時計は意外と様々な理由でくるってしまうものです。

電波を邪魔するものがある

一般家庭の中にある物のなかには、電波時計の電波を邪魔する物もあります。テレビやOA機器などの家電製品や金属製の家具やスチール棚などです。

こういうものの上や近くに電波時計を置いてあるのが時計が狂う原因かもしれません。こういうものの上や近くに置いてあった場合は、窓辺等電波を受信しやすい場所に置いてみましょう。置時計の場合は1日に数回、腕時計は1日1回電波を受信して時刻を合わせますので、時計を移動させて様子をみて直れば、置き場所の問題です。

雨や落雷が原因のことも

電波時計は天気にも左右されます。

雨や落雷が原因で電波時計が狂うこともあるので、天気が悪い日に狂った場合はあまり心配ないです。

送信所の定期点検

電波の送信所では年に1回、定期的に点検を行っていますが、その時は電波時計が狂ってしまうと言われています。1日で直る場合は定期点検の日だった可能性があります。

単に電池切れ

とても単純な理由ですが、電池切れも時刻が狂ってしまう原因になります。

電池切れになると動かなくなるというイメージがあるとおもいますが、時計は動いていても電波を受信できずに狂っていきます。我が家の掛け時計は怪奇現象のように針が突然ぐるぐる周り出して止まらなくなって、電池交換したら直ったことがあります。

狂ったら直そう!電波時計の時間の合わせ方は?

電波時計の時刻が狂ったと思ったら時刻合わせをしてみましょう。

電波を受信して直す

電波時計は電波を強制受信させると15分程で電波を受信して正確な時刻に直るはずです。電波時計には強制受信させるボタンが付いているはずです。

時計によってどこに強制受信のボタンがあるのか、強制受信の仕方など違いがあるので、分からない場合は説明書を確認してください。

電波の周波数を変える

電波の周波数によって影響を受けて時刻が狂う場合もあります。周波数を変えてあげると直る事もあります。

電波の受信しやすい場所に置く

電波の受信しにくい場所に電波時計を置いてある場合は、時刻がずれやすくなります。

気軽に試せる方法ですので、窓の近くなどに置き場所を変えてみましょう。

スマホのアプリで直す

スマホから電波時計の電波を出すことのできるアプリがあります。

スマホの時刻も正確だし、周波数を設定して、電波時計を強制受信の設定にして電波を発信するだけなので簡単で便利です。

電波時計の時刻を合わせてもすぐに狂う時は?

電波時計は自動で正確な時刻を刻んでくれるのでとても便利な時計です。しかし、電波時計をいくら合わせて色々な対策をしても狂う場合があります。実際、同じ電波時計を使っている間に何度か引っ越しをしましたが、ある家ではよく狂っていたのに次の家では正常に使えるということがありました。家に問題があったのか今となっては理由は分かりませんが、引っ越しをしたら問題なく使えるようになったので時計自体の問題ではなかったと思います。正確な時刻を刻むはずの電波時計が狂うと、普通の時計よりも大幅に狂うこともあるので、信用も出来ませんし、正確なはずの時計の時刻がずれることはストレスに感じます。

そうなってしまっては、電波時計を置いておく意味がありませんので、思い切って普通の時計を使った方が良いと思います。インターネット回線から時間情報を取得する中継器もありますが、電波時計より高い場合もあるくらいそれなりにお値段がします。普通の生活をしている人なら多少時刻のズレも許容できる生活をしていると思いますので、中継器を使うほどではないです。ですから、どんな対策をしても電波時計が狂ってしまうなら普通の時計をおすすめします。

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