野球のグローブの臭いってなかなか取れないですよね。特に雨に濡れた翌日の臭いは強烈です。石鹸で洗えば臭いも取れるのでは?と思いますが、果たして石鹸で臭いは落ちるのでしょうか?グローブ特有の臭いは、なんだか気になりますよね。そこで、グローブの臭い消しなどのお手入れ方法についてご紹介します。
グローブの臭いを取る方法は?石鹸で洗うとその臭いは落ちる?
色々な方法を試してみました。
石鹸を使う
石鹸でじゃぶじゃぶ洗ってみたところ、臭いは一瞬取れました。でも、一瞬です。
おっ!サン 軟式用野球グローブの
— おっ!サンの店 (@ohsun_store) November 1, 2021
捕手用が先程売り切れました…❗️
残りは2種です。
✅投手用
✅内野手用 pic.twitter.com/l15KT1eNND
革製品と言うかグローブを石鹸で洗うのはおすすめしません。なぜなら、洗った後に革がごわごわします。またグローブもなかなか乾きません。それなのに、一瞬しか臭いが消えず、1回使ったらにおいが復活しました。
靴の消臭スプレーをかける
靴用の消臭スプレーは強力そうですよね。スプレーした後は臭いが消えましたが、使っているとやっぱりグローブが臭いを放ち始めます。しかも、スプレーの臭いと混ざり合って余計臭くなったような気がします。
2つのグローブを交互に使ってみる
靴は2足を交互に履いた方が良いといわれているので、その原理で2つのグローブを交互に使ってみましたが、何も変わりありませんでした。
天日干しする
布団を干すようにグローブも日光消毒?を期待しましたが、何も変わりありませんでした。
グローブの下に手袋をつける
手に直接臭いが付くのは防止出来たように思います。しかし、手袋は汚れて臭くなっていきます。毎回手袋を洗っていると、手袋につく汚れが次第に減っていき、臭いも少なくなっていきました。これは意外と効果を感じた方法です。
染み付く臭いには石鹸ではなく重曹が効く?
野球経験者ならグローブ内に汗などがしみ込んですごく臭くなる事は、よくわかっています。臭いを取るためにあれこれ試してみたけどなかなか臭いを取ることが出来なかった人もいるのではないでしょうか?
ある物を使えば、簡単に臭いを取ることが出来ます。それは重曹です。重曹をお茶パックや布製の袋等に入れてグローブの中に入れておきます、たったこれだけです。重曹を試すまでは色々な消臭方法を試し、他の臭いで誤魔化したりしていましたが、重曹を試してみたところ、汗臭さが消えて行きました。重曹は、弱アルカリ性で消臭効果があることで知られています。
メカニズムとしては、中和反応と吸着効果によるものです。汗の臭いなど酸化した臭いは酸性なので、弱アルカリ性の重曹と合わせることで中和されて臭いが消えるという事です。生ごみの臭いがするゴミ箱に重曹を振りかけても消臭されるくらいなので、グローブの臭いにも期待出来ます。
雨に濡れたグローブの手入れ方法は?
雨に濡れてグローブが水分をすってしまったら、乾かしてオイルを塗りましょう。
乾かし方をご紹介
用意するもの、
- 布やブラシ
- 新聞紙
- タオル
- 汚れを落とす。まずは汚れを落とすのが基本です。柔らかい布やブラシで優しく汚れをふき取りましょう。
- グローブの中に新聞紙を詰める。濡れたグローブの中に新聞紙を詰めますが、適当に丸めて詰めるだけではだめです。新聞紙を使うのは指の部分です。そのため指の部分に入るように紙を丸めます。大体長さ10センチくらいの棒状を5本作ったら、指部分に入れましょう。
- グローブにタオルを詰める。手のひら部分にはタオルを丸めて詰めます。
- 陰干しする。風通しの良い日陰で乾かすのが基本です。風通しが悪い場合や早く乾かしたい場合は扇風機を使っても良いでしょう。ただし、早く乾かしたくてもドライヤーや乾燥機は使用しないでください。革製品は、熱に弱いのです。
グローブの臭い消しに市販されている消臭剤を使ってはいけない理由
手軽に臭いを消すアイテムといえば、市販の消臭スプレーですが、グローブへの使用はおすすめできません。市販の消臭スプレーの多くは、元から消臭するのではなく芳香成分で臭いを誤魔化している状態です。そのため、一時的に臭いが気にならなくなることはあっても、原因は残ったままなので次第に臭ってくることになります。アルコール除菌をする人もいますが、アルコールが揮発すると効果が無くなってしまうので、これも一時的な効果しかないです。
また、グローブは繊細な革製品のため、臭いを消すためにアルコールや洗剤をつかうのはおすすめしません。薄手のマイクロファイバークロスをぬるま湯に浸し、かたく絞ったらなかをふきましょう。3度ほど繰り返すと、表面の汚れを取ることが出来ます。グローブの中が湿った状態でグローブ専用のスプレーして乾かすことで、次第ににおいが消えていきます。
臭いグローブの原因のカビを落とす方法とは?
表面と内側では対処方法が異なります。
表面のカビを落とす方法について
アルコール消毒液を布にスプレーし、その布で表面のカビをふき取ります。アルコール消毒液がない場合は、乾燥した布で拭きとります。それでも取れない場合は、革製品用のカビ取り剤を試してみましょう。
グローブがカビるのは湿気が原因です。カビをふき取ったら、陰干ししてしっかり乾かしましょう。ただし、乾燥のし過ぎはヒビが入る原因にもなります。グローブの中が湿っている場合は、新聞紙や海苔やお菓子の乾燥材をいれると良いです。乾かし終わったら、靴用のクリームかハンドクリームを薄く塗り広げましょう。
中のカビを落とす方法について
グローブの中にカビが生えている時は、きれいにふき取るのが難しいので、洗う方が確実です。
3月3日に野球のOB戦があるから三年ぶりにグローブ出したらカビはえてたwwwww pic.twitter.com/qcd30Rl2
— しろくま (@kirino44231121) February 17, 2013
バケツにぬるま湯を入れて、グローブを沈めて揉み洗いします。細かい部分は歯ブラシなどを使用しましょう。洗い終わって脱水する時も洗濯機を使わず、指の部分が折れないように縦に巻くようにして絞ります。風通しの良い日陰で乾かして、仕上げにクリームを塗りましょう。
グローブを水につけて洗うとごわごわしたりする場合もあります。水に浸けたくないという場合は軍手を付けて水に濡らし、グローブをつけて軍手で汚れをこすり取るようにしましょう。