保護者の方が小学校の先生に手紙で何かを伝えたいと思うこともあります。手紙を書いて良いのか迷う保護者もいるでしょう。連絡帳に書ききれない内容、先生への苦情や感謝の気持ちを手紙に書こうと考える保護者は多いようです。しかし、手紙の書き方次第で先生に嫌われてしまう事もあるそうです。保護者の方が小学校の先生に手紙を書くときのポイントや書き方などをまとめました。
小学校の先生と連絡を取りたいときは手紙は有効な手段になる
保護者の方が先生に相談したいことがある場合、相談内容や緊急度によって、連絡の手段は違ってきます。
- お子さんの最近の様子が気になっている場合
- 緊急を要する場合
お子さんの最近の様子が気になっている場合は、連絡帳か手紙で連絡しましょう。
明日は小学校の運動会。
— 4児の父 (@kt6666g) October 22, 2021
前日の長女の連絡帳。
先生、僕はもうなんか感動してます。 pic.twitter.com/4rLzvvKe0N
お子さんが連絡帳の内容を見ても大丈夫な場合は、連絡帳で相談があることを伝え、お子さんに相談内容を知らせたくない場合は、手紙で先生に連絡しましょう。手紙は、連絡帳に書くことをそのまま手紙に書いて封筒に入れ、お子さんに「先生に渡してね」と言って持たせましょう。
その場合は、以下の3つのポイントをおさえて書いておきましょう。
- どんなことを相談したいのか
- いつが都合がいいか
- どこで相談したいか
緊急を要する場合は、まずは学校や先生にお電話しましょう。電話をかけても、先生が不在の場合もありますので、〇〇先生に相談したいことがあるということを伝え、先生から連絡してもらうのがもっとも確実です。
手紙や連絡帳の書き方次第で小学校の先生に嫌われることもある
連絡帳に、あいさつ文を添えていますか?
小学校のこと、わからないことはなんでも付箋に書いて連絡帳に貼ってるんですけど、毎回それに先生が花丸をしてくださるので「よく質問できたね!」って褒めてもらえてるようでうれしいです pic.twitter.com/a1evcZnR3I
— 太陽とケイコムーン (@amazakeiko) June 8, 2020
「おはようございます」や「いつもお世話になっています」などの挨拶文の有無で、担任にとってはその保護者に対する印象が大きく変わると聞いたら、書かなくちゃと思いますよね。例えば、
- 「いつもお世話になっております。本日、熱が38度ほどあり、欠席いたします。よろしくお願いいたします」
- 「本日、熱が38度ほどあり、欠席いたします」
どちらも大して変わらないと感じるかもしれませんが、学校の先生に言わせると、1に比べると、2の保護者は常識がないと感じるようです。私からすると簡潔で問題ないのですが、先生によっては違和感を感じる人もいるようです。また、連絡帳は子どもの目に触れるものです。そのため、担任のためだけではなく、我が子の教育のために、忙しくても挨拶の一文を添えたほうが良いです。
小学校の先生への手紙の書き出しに時候の挨拶や拝啓は必要?
先ほども書きましたが、挨拶の一文はあったほうが良いです。ただし、先生は毎日忙しいため連絡帳には用件を簡潔に書くようにしましょう。簡潔に書くとはいってもやはりマナーは必要です。一般的な書き方をご紹介します。
手紙の書き出しは挨拶で
とよぴー母です。東京のみなさん、いつも息子がお世話になっております。無事に88歳の米寿の祝にとよぴーも出席できました。ありがとうございました。今後ともよろしく申し上げます。
— 眞理子 (@marikobaasan) November 6, 2016
手紙かい pic.twitter.com/Gni2zjtIUh
まず、「いつもお世話になっております」などの挨拶を入れましょう。挨拶があると礼儀正しい印象になります。
先生への要件は簡潔に
「どういう理由で」、「どうしたい」ということを簡潔に伝えます。「熱があるので欠席させていただきます」「昨日から咳が続いているので様子を見てください」など。
手紙の終わりも挨拶で
文末は「お手数おかけいたしますがどうぞよろしくお願いします」などの挨拶を添えて締めくくります。最初の挨拶とセットで入れるものと考えておきましょう。
小学校の先生へのクレームを手紙にする時はどんなことを書けば良い?
クレームは「事実」「気持ち」「提案」の順に伝えるように心がけましょう。まずは、起こった出来事を客観的に伝えます。客観的事実を伝えることが大切で、子どもからの情報であれば、「子どもがこう言っていた」と、子どもの言葉をそのまま伝えましょう。次に、そのことについて自分自身がどう思っているかを「私は」を主語にして伝えましょう。学校と対峙する気持ちがないのであれば、感情的な怒りは直接ぶつけず、「戸惑い」や「心配」、「ショック」や「残念」といった表現を使いましょう。単に「心配だ」と事実と気持ちを伝えるだけで終わってしまいがちかもしれませんが、学校に丸投げするのではなく、解決するためにどうしてほしいかを伝えることが大切です。また、もっとも大切なのは「今後も毎日、子供は学校へ通い続けて行く」ということです。担任の先生や学校との関係がこじれてしまった場合、一番つらい思いをするのは毎日学校へ通う子供だということを忘れてはいけません。親として出来る事は、なるべく事を荒立てないで、問題を解決する方法を見つけてあげることです。
小学校卒業の日に保護者から先生に感謝の手紙を贈るときの例文
○○先生
いつもお世話になりありがとうございました。
6年生に進級した時、担任が○○先生だと知ったときは、我が子の進級の喜びがさらに大きくふくらんだようでした。
親としても運動会や発表会など、これまで見てきた6年生の行事を、わが子も経験できるのかと待ちどおしい気持ちでいました。
そんな思いでスタートした6年生は、想像を超えたすばらしい1年でした。
この1年の感謝の気持ちはとても言葉にできそうにありませんが、小学校最後の1年を先生のもとですごせたこと、たくさんの言葉をかけていただいたことは、我が子にとってなによりの宝物です。
小学校での思い出を糧に新しい場所に進む我が子を、これからもしっかりサポートしたいと思っています。
最後になりましたが、先生のこれからのご活躍とご健康をお祈りしています。
小学校の6年間をこのような気持ちでしめくくれることに、心から感謝しています。
ありがとうございました。
○○ ○○○(名前)
まとめ
保護者が小学校の先生と連絡をとりたい場合の手紙や連絡帳の書き方を説明しました。相談内容や緊急度によって、先生への伝え方が変わりました。また、
- どんなことを相談したいのか
- いつが都合がいいか
- どこで相談したいか
などを、はっきりと書いて伝えることが大事でした。また丁寧が挨拶文があったほうが良いです。