庄内川(しょうないがわ)や土岐川(ときがわ)の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、岐阜県では土岐川と呼ばれ、愛知県では庄内川と呼ばれる河川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。
なお、この記事は2020年07月07日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
庄内川・土岐川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、庄内川・土岐川の各ポイントのライブカメラにジャンプします。
庄内川・土岐川は岐阜県恵那市の夕立山に源流があります。岐阜県内では土岐川と呼ばれます。
瑞浪市や土岐市、多治市を流れて、玉野渓谷を通り、濃尾平野に入ります。愛知県では庄内川と呼ばれます。瀬戸市や春日井市、名古屋市を流れて、名古屋市港区から伊勢湾に注ぎます。途中、古里川や妻木川、笠原川、大原川、内津川、八田川、矢田川など多数の支流と合流します。
名古屋市内の河川には名古屋メダカが生息しています。
野生の名古屋メダカはほとんど見かけなくなりました。そのため東山動植物園の大きな水槽で大切に育てられています。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
大昔から氾濫を繰り返してきました。
伊奴神社
— Velludo Rain (@VelludoRain) April 1, 2020
主祭神は 素盞嗚尊、大歳神、伊奴姫神
673年、天武天皇に当地で採れた稲を献上を記念し建立された。
また、修験者が庄内川の氾濫を鎮めるために御幣の中に一匹の犬の絵と「犬の王」という文字を納め祈祷すると洪水が鎮まった。伊奴神社は祈祷場に建てられたと謂われる。 pic.twitter.com/mfhIj87dhB
庄内川は濃尾平野の氾濫原を流れています。
これは濃尾平野の土地条件図で、左上に木曽川の分流・旧河道(緑)が毛細血管のようにのたうち、自然堤防(黄)が分布。中央の庄内川水系も大きな氾濫原(薄緑)を持つ。青色は中世から始まった?干拓地。そして鉄壁の名古屋台地(朱)!! pic.twitter.com/fKb7hWH7BL
— ITO Toshikazu (@toshiitoh) January 5, 2015
そのため、氾濫の可能性があります。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
【庄内川(土岐川)氾濫注意情報】庄内川の多治見水位観測所(多治見市)では18 日 10 時 40 分頃に、「氾濫注意水位 (レベル2)」に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込みです。洪水に関する情報に注意し適切な防災行動をとって下さい。 pic.twitter.com/scjpRWWB5n
— 大竹(気象予報士) (@ohtakepapa) August 18, 2017
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
愛知県岩倉市曽野町隅田地内の庄内川系五条川水位計、避難判断水位超。雨は小康状態のようですが、上流域の雨量に注意。https://t.co/lpmREAgm3j
— しば -MG- (@shibater) August 18, 2017
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
【岐阜県 土岐川/愛知県 庄内川氾濫危険情報】
— 大竹(気象予報士) (@ohtakepapa) August 13, 2021
14日1時現在、土岐川の土岐水位観測所では避難指示の発令の目安「氾濫危険水位(レベル4)」が続く見込み。土岐市、多治見市では土岐川の堤防決壊等による氾濫により、浸水のおそれ。自治体からの避難情報を待たずに各自安全確保を図って下さい。 pic.twitter.com/mQwgJ6Ukq6
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
台風や大雨の際は、河川や道路脇の側溝にも近づかないようにしましょう。
最新の被害状況は?
水防団待機水位を超えました。
7月6日20時に庄内川土岐水位観測所の水位が水防団待機水位を超えました。CCTVカメラによる20時現在の庄内川・矢田川の河川状況をお知らせします。雨量や河川水位等のリアルタイム情報は、「川の防災情報」でご確認ください。
— 国土交通省 庄内川河川事務所 (@mlit_shonai) July 6, 2020
川の防災情報はこちら↓https://t.co/IVkVhEwrIJ pic.twitter.com/SlTG9LJZ7v
防災情報は常にチェックしておきましょう。
電車の中から撮りました。庄内川が濁流と化している。怖い。 pic.twitter.com/ncfMAOcv87
— 結 (@rin_yui16) July 6, 2020
また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、周囲の河川や支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができます。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいです。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!
水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力です。また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぎます。
過去の情報まとめ
2011年には台風の影響で越水して浸水被害が発生しました。
!付近の方の無事を祈ってます!っつか、写真川岸の方避難を!“@djacura: おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!! RT @vunabuna: @djacura 庄内川決壊の瞬間!! pic.twitter.com/l2IMjeyD”
— Hisanori HARADA (@HisanoriH) September 20, 2011
2000年には東海豪雨がありました。
2000年の東海豪雨で、名鉄須ヶ口駅隣接の新川検車区が新川の堤防決壊で水没して、多くの車両が冠水して、殆どは修理されたのも、パノラマカーより古かった5500系(日本初の一般冷房車)一編成が修理不可能になってしまったということが…。(偶然二週間前に金山駅で該当編成撮ってた当時高校生の私。) pic.twitter.com/C8pFMvah3d
— モボ105 (@mobo105) November 6, 2019
この時は、庄内川水系の新川が決壊して、名古屋市や北名古屋市、清須市などで浸水被害が発生しました。
通常の様子
土岐川の上流はのどかな風景です。
#半分青い 鈴愛が腰掛けて 律に借りた漫画を読んでいた橋。ロケ地は、岐阜県瑞浪市釜戸町の土岐川に掛かる吊橋でした。鈴愛が住んでるのが恵那市岩村町辺りだとすると、漫画を読むためにわざわざ 20km足らずの距離を移動してきたことになります。 pic.twitter.com/kqn1eUDY7t
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 24, 2018
散歩するのもいいですね。
本日のさわやかウォーキングは7.7km
— こまさーず (@degakog) April 14, 2019
多治見駅をスタートし土岐川のほとりを歩いたり坂道を登り多治見陶器まつりを巡り楽しゅうございました😃 pic.twitter.com/Uw4vuUZkNs
土岐川観察館ではメダカを見ることができます。
夏に土岐川観察館で配布しているメダカを受け取ったという方が産卵して孵化したとのことで、孵化したメダカを観察館に持ってきていただけました
— 多治見市土岐川観察館 (@tokigawakansatu) June 13, 2019
今年もメダカの配布は行いますので、皆さんも飼育そして産卵・孵化に挑戦してください‼︎
増えすぎたら川へ逃がさず土岐川観察館まで‼︎#土岐川観察館 pic.twitter.com/YDC7RtpYuE
庄内川は清須市や、あま市も流れます。
愛知県あま市。
— ori”K”asa🏖 (@BurasagariP) March 3, 2020
庄内川の橋の上から。
沈んちゃったけど、良しとします😊
あ、ミラー写ってるけど…
それも良しとします🤣
久しぶりに早めのお疲れ様でしたー!#イマソラ pic.twitter.com/s1IsfK4aDM
名古屋市内も流れています。
赤とんぼ橋 🌉
— 名古屋高速 (@nagoya_exp_info) April 13, 2020
名古屋市と清須市を結ぶ庄内川に架かる橋です。橋脚間隔が長いエクストラドーズド橋を採用し、河川断面の減少をできるだけ少なくし、庄内川の自然環境への影響を減らす配慮をしています。また、ケーブルの色を近くの清洲城の朱色と同系色の自然に映える色彩を採用しています。 pic.twitter.com/y7Nf2smz7n
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。