信濃川・千曲川の近くにお住いの方にとっては、河川の氾濫の可能性や避難情報、また現在の被害状況についてなどの情報が大至急必要でありながら、テレビではお住いの地域の大雨情報や河川の情報を得ることはなかなか難しいです。
本記事は、長野県から新潟県からを流れる信濃川・千曲川についての最新情報になります。お近くの方のお役に立てれば幸いです。長野県では千曲川(ちくまがわ)、新潟県に入ると信濃川(しなのがわ)と呼ばれています。
なお、この記事は2020年06月04日を最新とし、その後の情報は順次更新していく予定です。
信濃川・千曲川の水位ライブカメラはこちらから!
各所が公表しているライブカメラのリンク一覧になります。
以下ページの各項目をクリックすることで、各ポイントにジャンプします。
信濃川(しなのがわ)は長野県では千曲川(ちくまがわ)と呼ばれ、甲武信ヶ岳が源流です。佐久盆地や上田盆地を形成しながら流れ、長野盆地で犀川と合流します。新潟県に入り、魚野川と合流して、新潟市で日本海に注ぎます。
よく旅行で関越自動車道を通り新潟にいきますが、その途中、越後川口SAに立ち寄ります。偶然、雨の日に立ち寄ることがありましたが、サービスエリア周辺を蛇行する信濃川が濁流となり、その水流が土手にぶつかりすごい勢いでした。
河川氾濫の可能性はある?
現在の状況を確認するには、こちらをご利用ください。
このサイトから現在の河川の状況を見ることで、実際に氾濫する危険性があるのかどうか、あるいはすでに危険な水位となっているのか、避難が必要なのかどうかをチェックできます。
台風の影響で増水しました。
日本一長い川である信濃川は長野県に遡ると千曲川と名前を変える。その千曲川が長野市などで氾濫。下流の新潟県内の信濃川本流、支流でも増水が続いており、小千谷市・長岡市の一部に避難勧告が出されました。下流域は雨が止んでから本格的な増水が始まる場合があります。ご注意を! pic.twitter.com/WJz3RkAEVo
— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) October 13, 2019
2019年10月にも長野市などで氾濫しました。今後もその可能性があるため、注意してください。
氾濫注意水位とは?
この場合は、河川が今後氾濫する可能性が示唆されているということです。
実際の避難まではしなくて大丈夫そうですが、引き続き、最新情報を必ずこまめにチェックするようにしましょう!
避難判断水位とは?
長生橋の付近、長岡市の信濃川は水位上昇中。
— bossa_m_k (@bossa_m_k) October 13, 2019
気を付けて。 pic.twitter.com/Vtwj5pKOYJ
この場合には、そう遠くない将来に河川が氾濫する危険性がある、という状態です。
すぐに最新の全国の避難情報を確認して、ご自身の地域が避難準備や勧告が出ていないかチェックしてください。
そしていつ避難の指示が出ても動けるように備えておくことが大切です。
氾濫危険水位とは?
この場合には、もう河川がいつ氾濫してもおかしくはないとても危険な状態になっています。
川の近くにお住いの方は確実に、川から距離のある地域への移動を強くお勧めします。
川がどうなっているか見に行ってはダメです!
非常に危険な状態ですので、川とは逆方向に移動し、引き続きインターネットなどでの最新情報の確保につとめてください!
最新の被害状況は?
台風の影響で、長岡市の長生橋付近の道路も冠水しそうになっています。
信濃川の水位もヤバめで長生橋も通行止め@長岡市 pic.twitter.com/C4Lwa4661z
— tomozo (@mtvalley51) October 12, 2019
台風の時には、よく通行止めになります。
湧き上がる水(矢印)に排水がおっつかなくて、水位が下がるどころか増えるし、信濃川の水位が増えて危険なため、10時に撤収しました。
— でーすけ (@de__suke) October 13, 2019
3・4枚目は、午前中の信濃川の様子。 pic.twitter.com/f84DelweU0
冠水して、道路が川のようになっています。
先日の台風19号の影響による千曲川の氾濫で上田電鉄の上田〜城下間の千曲川橋梁が崩落し現在はご覧の状況。
— えぬ (@Cocoa_189_510) October 26, 2019
実際に生で見ると本当に言葉を失います。。 pic.twitter.com/x0cB3BQg3u
千曲川に架かる上田電鉄の鉄橋も崩落しました。
長野IC出入口です。冠水のため通行できません。近くの駐車場の車も水に浸かり、セブンイレブンの駐車場は池と化しています。
— TNOKYS (@k_redfield_s) October 12, 2019
千曲川ですが、松代大橋から見る分には水位が下がりつつありますが、被害の大きい穂保方面はこの先犀川と合流するので水の量は更に増えているものと推測します。#千曲川氾濫 pic.twitter.com/7PGTXdGmrx
犀川と千曲川の合流地点も浸水しやすいです。
信濃川。
— 関 越 特 快@はよ運転再開したい (@kan_etsuSPrapid) October 13, 2019
小千谷市旭橋下流地点現況。
氾濫危険水位超過につき水位監視中。
現在の水位変化はほぼ横ばい。
旭橋は通行止めです。 pic.twitter.com/YueeeKhwL6
小千谷市での濁流も勢いが凄いです。
また、大雨の時に、本流が大丈夫でも、支流が氾濫して浸水していることはよくあります。
ニュースなどで、本流がまだ余裕があるといっても、気を抜かないようにしましょう。
ハザードマップからある程度浸水箇所は確認できるかと思います。
家への浸水を防ぐ為には「水のう」を作成し、玄関などに置くことで、外からの水の侵入を防ぐことができます。
まだ本格的に浸水していないタイミングで準備を始めます。
水のうの作り方
- 45Lのビニール袋を2重にして水を半分(20Lほど)入れる。
- 空気をできるだけ抜いて、硬く口を縛る!
これだけです!(最近では空気を残して口を縛ってOKという説明もあります)
大きなビニール袋がなければとりあえずスーパーの袋でもなんでもいいです。水20Lは20kgの重さとなり重いので、持ち上げられる範囲内の水の量でもいいです。
そして作った水のうを複数個段ボールに入れ、段ボールごとレジャーシートで覆ったものを玄関に設置すれば、浸水の予防に役立ちます!水のう入り段ボールでなくても、ポリタンクやプランター(レジャーシートで覆う)でも同じように設置可能ですし、テーブルの天板を玄関に立てかけ、これらのもので抑えれば、より強力です。
また、トイレや風呂場などから下水が逆流してくることがあるので、作った水のうをトイレの中や、風呂場の排水口などにおいて蓋をしておくと、下水が家に逆流することを防ぎます。
過去の情報まとめ
大雨が降ると、増水します。
信濃川水位やべえ pic.twitter.com/juLORX5hqg
— ねる (@44orihit) September 11, 2015
治水対策は進んでいます。
スーパー地形で長岡市の浸水被害地域について考えた…
— まもぅ君めざせ公認 (@zenkenniigata) October 14, 2019
平成23年7月新潟・福島豪雨を超える信濃川水位上昇で、宅地化に治水が追いつかない支川が内水状態になり逆流で溢水…したのだろうか?
再度災害の防止を図るには、あまりにも対象災害レベルが高すぎる。 pic.twitter.com/00sgnAlWiW
しかし、日本一長い大河なので、治水が大変です。
台風や大雨の際は、河川に近づかないようにしましょう。
通常の様子
千曲川の上流です。
上田電鉄別所線千曲川橋梁を上田橋から見た様子です。奥が上流で小諸・佐久方面になります。左側奥が烏帽子岳、その右側が湯の丸高原です。右の奥の方に見える斜張橋が北陸新幹線の上田ハープ橋です。 pic.twitter.com/jAhvK5lYqu
— 北条まどか公式@別所線にのろう! (@madoka_hojo) January 30, 2020
のどかな風景です。
治水のため堤防の工事も進んでいます。
崩落した千曲川左岸提防の工事の様子です。法面のコンクリートブロックの施工が進んできました。新しい上田電鉄別所線千曲川橋梁の左岸橋台の鉄筋が見られます。 pic.twitter.com/c1QfraiOxe
— 北条まどか公式@別所線にのろう! (@madoka_hojo) April 30, 2020
千曲川と犀川の合流地点は水害が発生しやすいです。
長野市の川中島古戦場八幡社😺
— 国造堂(こくぞうどう) (@kokuzoudou) August 17, 2019
千曲川と犀川の合流する三角地帯「八幡原」にあり、永禄4年(1561)第四次川中島の戦いの舞台です😊北信濃に侵攻したい武田信玄は今の松代に海津城を構築。北信濃の与力豪族を助けたい上杉政虎(謙信)は海津城攻略に向かいます😓
両軍激突、約7千の死者を出したとされます🙏 pic.twitter.com/ZLxg8pCvm5
武田信玄と上杉謙信が戦った、川中島でもあります。
旅先:鉄道:電力:JR東日本信濃川発電所・山本調整池。新潟県小千谷市
— えぬ %総員第二波に備えよ。ガンダムは後方Vラインに展開! (@roadexplorer) March 7, 2020
上空から見てはじめて見えた光景。モニターに映る映像を見ながら、どきどきした。美しい。「小千谷の首飾り」とでも言おうか。 pic.twitter.com/Yo4k3QvkpJ
発電所もあります。
お住まいの地域に、本流以外にも、どのような支流があるかも確認しておきましょう。
普段から、ニュースや気象情報、ハザードマップなどを確認して、いつでも迅速に行動できるように準備しておきましょう。