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日清食品陸上部の内定取り消し選手が判明!メンバーや給料はどうなる?

朝からまたビックリなニュースが飛び込んできました。

なんでも、ニューイヤー駅伝にも常連として出場し有名な「日清食品陸上部」(正式には日清食品グループ陸上競技部)が、2選手のみを残し12名に退部勧告、さらには2019年春から日清食品陸上部に加入することが決まっていた2選手の内定を取り消したそうなんです。

なかなか衝撃的ですよね。

中にいた選手はまだそういった「予兆」を感じ取ったり、もしかしたら事前に話を聞いていたのかもしれませんが、内定の2名の方に関しては、もう1月ですし、これからまた就職活動をし直さなくてはならないなんて、気の毒としかいいようがありません。

いったいそのお二人は誰なんでしょうか。

また、今までのメンバーや、残されたメンバーの待遇や給料などについてもまとめてみたいと思います。

陸上競技部が縮小へ!廃部?

Stock photo of caucasian and black male athlete practicing at a sports track. 出典:123rf

まだニューイヤー駅伝の余韻も残る2019年1月10日、歴史ある実業団「日清食品グループ陸上競技部」を大幅に縮小し14人中12人に退部勧告がなされたことが発表されました。

1995年の創設以来、東日本実業団駅伝の優勝5回、全日本実業団駅伝では優勝を2回経験するなど、結果も出せる強豪チームの一つでした。

しかし、2018年のニューイヤー駅伝もチーム史上過去最低の15位に終わってしまうなど、近年は優勝から遠ざかってしまい、チームとしても再建を誓って頑張っていました。

大学長距離界を賑わせた選手も加入したり、2019年にはマラソン日本代表の座をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が開催されるのですが、そこへの出場をすでに決めている選手が2名、日清食品陸上部から出るなど、チームとしても将来への希望が全くなかったわけではありませんでした。

そして臨んだ2019年のニューイヤー駅伝。

その結果は16位と、過去最低を更新してしまいました。

そしてその直後に日清食品陸上部のこのニュース。

本当に残念で悔しいことですが、ニューイヤー駅伝で結果を出すことができなかったことが、縮小を決定する最後の一押しとなってしまった可能性は高いのではないかなと思います。

厳しいですが、陸上競技も結果を出してこその世界。

退部になってしまった選手には、新たな境地でまた中・長距離ランナーとして頑張っていただきたいなと思います。

今後の日清食品グループ陸上競技部ですが、今回縮小とは言っているものの、実際には14名中12名がいなくなってしまいますし、春に入ってくる予定の方々にも内定取り消しをしているくらいですので、少なくとも駅伝からも完全撤退するのだと思われます。

ほぼ廃部、という状態になるのも避けられないのではないでしょうか。

必然的に、残った2選手の動向と活躍にも、今後は注目が集まると思われます。

今までチームを引っ張ってきた選手や、将来有望な若い選手もたくさんいたチームなだけに、ファンにとってはたまらなく悲しいニュースとなりました。

現在のメンバーは?残された選手の給料はどうなる?

Woman wear running shoe on to walking and running on nature green background.Health exercise concept. 出典:123rf

2019年1月11日現在、ホームページに掲載されている選手14名はこちらの方々です。

高瀬 無量(たかせむりょう)選手(29歳・キャプテン)

小野 裕幸(おのひろゆき)選手(32歳)

若松 儀裕(わかまつよしひろ)選手(32歳)

矢野 圭吾(やのけいご)選手(27歳)

我那覇 和真(がなはかずま)選手(25歳)

徳永 照(とくながしょう)選手(25歳)

戸田 雅稀(とだまさき)選手(25歳)

武藤 健太(むとうけんた)選手(24歳)

中谷 圭佑(なかたにけいすけ)選手(23歳)

町澤 大雅(まちざわたいが)選手(24歳)

三浦 洋希(みうらひろき)選手(22歳)

バルソトン・レオナルド選手(24歳)

これらの方々は、これからも競技を続けることを希望する場合には、新たな移籍先を探すことをサポートする、と日清側は話しています。

一方で、これを機に競技からは引退する、と決めたのであれば、日清食品Gの社員として社業に専念してもらう、ということです。

とはいえ、まだ移籍先など競技者としての今後が決まっていない方がほとんどだと思います。

会社員としては日清食品Gに籍が残るわけですが、今までは競技を通しての広告塔として日清食品Gに居たわけですから、今から社業に専念する、というのも、特に若い方にとっては現実的ではないかもしれませんね。

ある程度の年齢の方で、ご家族もいる、なんていう方でしたら、引退して第二の人生を歩まれるというのも賢明だと思いますが、それもこんなきっかけで引退というのは、ファンとしては何とも寂しいところだと思います。

そう考えると、こちらにいらっしゃった方々、全員が今後も競技を続けられることを心から祈るばかりです。

そして、残留と発表された2名の方々はこちらです。

佐藤悠基(さとうゆうき)選手(32歳)

お誕生日おめでとうございます!

佐藤選手はご結婚してお子さんもいらっしゃるそうです。

村澤 明伸(むらさわあきのぶ)選手(27歳)

思わず手を振りたくなりますね!

こちらのお二人も過去には素晴らしい成績を残されてきた方々、というのは間違いないのですが、ここ5年くらいに参加した大きな大会では、あまり結果は出せていなかったようでした。

しかし、日清食品陸上部のチームの中では、5000mやフルマラソンで佐藤さんと村澤さんは常に1~3位と上位に君臨しているようでしたし、何よりも2019年にこれから開催されるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に出場が決まっているのはこのお二方だけ、というところが、この2名の方々が残留することになった理由のようでした。

他に残留の可能性があった方としては、フルマラソンではチームキャプテンの高瀬無量さん、5000m・10000m,ハーフマラソンではケニア出身のバルソトン・レオナルドさんもチーム上位にいますし、他にも活躍されていた有名選手として、小野裕幸選手も残留となっても不思議ではない方のお一人です。

そう考えると、残留か退部か、といった線引きはとても難しく、会社側としても辛く難しいものだったのかなと思います。

今後、残留のお二人に関しては、本人が希望すれば引き続き競技をサポートする、ということが発表されていました。

よって希望して引き続き会社に残るのであれば、今まで通り、会社の給料はもらいながら、マラソンでの活躍やスポンサー料によって、それプラスアルファのお給料をもらいつつ、競技を続ける、ということになりそうです。

ただ、今日の段階では残留とされるお二人の意志はまだ確認できていないようでしたので、お二人が日清を離れて転職して他の実業団に行く、という選択肢もなくはないんだと思います。

どの方も、今後は新たな地で実力を発揮できるような競技人生となるよう、応援していきたいと思います。

内定取り消し選手2名は誰?

A salesperson in a suit presents the product through laptop computer to the customer. Young businessman listening attentively while holding a cup of coffee. 出典:123rf

そして日清食品陸上部に内定が決まっていた方々が2名おられるのですが、その方々の内定も取り消しになったことが発表されました。

調べてみたところ、こちらの2名の方々であることが分かりました。

住吉秀昭(すみよしひであき)選手

国士舘大学の4年生。2019年は箱根駅伝で1区を走っていました。

永戸聖(ながとしょう)選手

(右側が永戸選手で、左側が今の日清食品陸上部キャプテンの高瀬無量選手)

山梨学院大学4年生。2019年の箱根駅伝では2区を走っていました。

そしてお二人は大学が違うものの、仲が良いようですね。

数日前には一緒にディズニーシーに行ったようです。

この時に、内定取り消しの話は知っていたのでしょうか・・・・

今このタイミングでの内定取り消しの通達に、世間の批判も集中していますが、当然だと思います。

少なくとも企業としてのイメージは悪くなってしまいましたよね。

しかし、この決定がこのお二方の入団後でなくてまだ良かったかなと思います。

というのも、まだ今なら自分の大学や、日清食品Gをはじめとする業界関係者から、次なる道を一緒に模索してくれる協力者が得やすい、ともいえるからです。

優秀なお二方のようですから、今だったら他にも受け入れを名乗り出てくれるところがあるんじゃないかなと思います(という希望でもありますが)。

とはいえ、この時期にこんなことになって、競技自体へのモチベーションや、練習に支障がでなければいいなと思います。

そしてご本人たちの納得のいく行先が早く見つかることを祈っています。

まとめ

前から社内では話が出ていたのかもしれませんが、強豪実業団として名を連ねていた日清食品陸上部にしては、あまりに寂しい結末になったのではないでしょうか。

会社側の対応に対しては、しばらくは批判が集中するかもしれませんね。

そして日本を代表する企業の実業団でありながら、将来有望な選手までも受け入れることができない、という事実は、陸上ファンでない方々にも衝撃を与えました。

箱根駅伝の熱も冷めやらぬ中、競技に対するイメージを早く回復するためにも、今回登場したすべての選手が、納得の場所を見つけられることを祈ります。

そしてそのために、日清食品Gをはじめとする関係者の方々にも、惜しみないサポートをしていただきたいと思いました。

ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)もよろしくお願いいたします。

今後の選手たちの活躍を応援していきましょう!

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