高校の推薦入試やAO入試では、出願の際に志望理由書の提出が必要になるのをご存知でしょうか?志望理由書とは、面接でもその内容から質問されることがよくある、まるで入試の合否を左右するとも言える書類です。そこで、高校進学のため推薦入試の志望理由書について、その書き方やコツなどについてご紹介致します。
高校推薦入試の志望理由書の書き方のポイント
高校の推薦入試に必要な志望理由書とは?
高校の推薦入試の際に必ず必要なのが「志望理由書(自己推薦書)」になります。この志望理由書によって合否が左右されるといっても過言ではありません。それくらい重要なものなので、面接でも使われることを想定して練習することが大切です。推薦入試やAO入試でも出願時に提出しなければなりませんが、どうして入学したいのかをまとめた書類が志望理由書の書類になります。大学入試の場合は「エントリーシート」や「自己推薦書」と呼ばれることもあります。この志望理由書をもとに、受験生がどんな人柄なのか、適性や勉強意欲などを見ていくのです。得にAO入試の場合は、求める学生像に見合っているかを重点的にチェックします。
志望理由書に歴史のことを少々
— サカシ (@sakasi_0731) November 5, 2022
書いたのだが深掘りされた…
恐らく好感触だったのだろう
自分をアピールする最初のチャンスであることはもちろん、志望理由書自体が合否と左右するものだと意識しておくことが大切です。合格の切符を手にするためには、自分の強みを重点的に伝え、面接官の心に響くような志望理由書を書くようにしましょう。
高校の推薦入試の志望理由書を書く前に。
志望理由を書く前に、どんな点に注意すればいいのでしょうか。ほとんどの方は、志望理由に記入するのが始めてだと思います。初めての経験だからこそ、志望理由として何を記入すべきかに悩むのです。そこでおすすめしたいのが、記入する前に「自己分析」を行うことです。学校のパンフレットは手元にありますか?まずはそのパンフレットを読み込み、学校の特長などについてじっくり調べてください。学校の特長を知ることで、自分が入学後何を目指すのが見えてくると思います。そして、その分野をどうして志望するのかをよく考えてください。「なぜその分野を志望したのか」の考え方ですが、具体的な例を挙げて説明をすることで面接官にも思いが伝わりやすくなります。そのため、「おもしろそうだから。」などではなく、「ボランティアをした経験から・・・。」など、自分の経験をもとに説明すると説得力も増すでしょう。そこから、どんな学校生活を送りたいか結びつけ、学校のイメージから将来の目標まで語ることができればベストです。
志望理由書の書き方の攻略ポイントはいくつかあります。それをクリアできれば、問題なくスムーズに上手く書くことができます。ポイントは4つ、
- 勉強の意欲、将来の目標をアピールすること。
- 学校の特色や理念に基づいてどんな学校生活を送りたいのか。
- その具体的な内容。
- 何を学んでいきたいのか。
になります。学びたい学問についてはポイントを絞って書き、それについての意見を盛り込むことで高く評価されることでしょう。また学校を卒業後、将来どうなりたいのか。どのような活躍をしたいのかなどの説明も大切です。ただ注意したいのが、上記の4つのことをアピールすることだけに夢中になり過ぎてしまうと、独りよがりの文章になりかねないので気を付けましょう。志望理由書では、学校が求める生徒かどうかを見極めるためでもあります。よって、教育方針、建学精神などの理解は必須です。受験する学校がどういった教育方針なのか、それをよく理解した上で受験を決めることも大切です。
落ちない!志望理由書の書き方とは。
志望理由書によって合否が左右されてしまうのはよくお解りいただけたでしょうか。試験官は、誰でも言うような言葉を求めていません。オリジナリティをもった人材を求めているのです。
志望理由書添削してもらって返される時に、「小説みたいな文章書くね。」って言われた。書き方の訂正はされなかったから、私の文章が面白かったなら嬉しいね。勝ったなって感じ(何に)
— 夏草 たね.🍃 (@leaf_Parisgreen) November 5, 2022
自分の体験談や失敗談、気持ちを書くことで、誰にでも当てはまるような抽象的な出来事ではなく、その人個人の具体的な体験談に心惹かれ、試験官の記憶にも残すことができるのです。将来スポーツトレーナーになりたい場合でも、「人の役に立ちたいから。」よりも、「運動部で実践するストレッチによる効果に感動し、そこからスポーツトレーナーという仕事があることを知りました。」と体験談を交えた表現の方がグッと印象も良くなります。学校のパンフレットを熟考しておくことはとても大切なことではありますが、良い文章だけをピックアップして、それを元にコピーのように書き綴るのはダメです。例え良い文章だとしても、試験官に見抜かれてしまいます。難しい言葉を使うのではなく、自分が普段使う言葉で書くことも大切です。
高校入試の志望理由書はどんな内容を書くべきか。
志望理由書の内容について具体的に説明していきたいと思います。学校の雰囲気や教育方針を志望理由に織り込むこともあると思いますが、このテーマは私立高校を受験する際の強みでもあります。公立と違い、私立高校というのは、教育熱心な個人や団体が経営しているものなので、学校の校風が色濃く出ています。公立よりも、風土も自由で教育方針やカリキュラムに至っても自由に組むことができるからです。そのため、公立よりも欲しい人材、求める人材が明確なのです。大学付属や男子高に女子高、宗教系など様々なタイプの高校がありますので、受験する高校のタイプをよく理解し、それを志望理由書に書くと試験官の目に留まるのです。
3時間無いくらい。画面汚いなー
— ナょヵヽUまレまσヵヽ (@ttt_knzk) November 4, 2022
志望理由書の内容褒められたるんるん
あとはデッサンと面接頑張る〜 pic.twitter.com/oU2QRCWOIq
また、私立高校は、公立よりも施設面が充実しているのも特徴です。施設や設備が理由で受験したとだけは難しいですが、それも志望した要因の1つくらい程度で書くといいでしょう。どんな志望理由を書くにせよ、将来の目標や興味を関連付けて書くことがもっとも重要です。具体的なエピソードを交え、自分の言葉でしっかり考えていくのです。面接当日はそれによる質問をしてくるとおもいますので、しっかり受け答えできるよう練習しておくことも大切です。
まとめ
高校進学のための推薦入試やAO入試で提出が必要な志望理由書の書き方を説明しました。自己分析して、具体的に自分の体験談などを引用しながら、勉強への意欲、将来の目標をアピールすることが重要です。学校の特色や理念に基づいてどんな学校生活を送りたいのかや、何を学んでいきたいのかを、自分が普段使う言葉で具体的に書いていくことも重要です。